こんにちは。マサツムです。
今回はコンボリューション・リバーブ、IK MultimediaのT-RackS 5『TR5 Sunset Sound Studio Reverb』の使ってみた感想を、わかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!
『TR5 Sunset Sound Studio Reverb』まずはひとこと。
名盤を作ってきたSunset Sound StudioのIRリバーブ!
『TR5 Sunset Sound Studio Reverb』の 特徴
- 伝説のLAスタジオ「Sunset Sound Studio」の空間を再現。
- 空間をシミュレートして残響音を作る、コンボリューション・リバーブ・プロセッサ。
- 簡単操作でリアルな残響音を生成。
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「Sunset Sound Studio Reverb」を使ってみた感想
今回紹介するのはIK Multimediaの『TR5 Sunset Sound Studio Reverb』という、伝説のLAスタジオ「Sunset Sound Studio」をシミュレートしたコンボリューション・リバーブ・プラグインです。
コンボリューション・リバーブとは、IRリバーブとも呼ばれ、普通のデジタルリバーブとは違い、空間をシミュレートして音に残響を加えていく方法のリバーブです。
DTMではよく出てくるリバーブです。
今回のプラグイン『TR5 Sunset Sound Studio Reverb』は、「Sunset Sound Studio」という「ローリング・ストーンズ」「ドアーズ」「レッド・ツェッペリン」「ヴァン・ヘイレン」「プリンス」などの名盤を生み出したスタジオの、3つの「エコー・チェンバー」「ライブ・ルーム」「アイソレーション・ブース」に加え、「プレートリバーブ」「スプリング・リバーブ」を再現することができるツールになっています。
使ってみた感想は、残響音がクリアというより、生々しくて伸びがキレイといった感触でした。
生演奏好きの僕にとっては、結構感動ものでした。
やはり生楽器にすごく馴染みが良いという印象で、特にドラムには完璧な仕事をしてくれます。
パワーと一体感がグッと出てきます。
「プレート」「ブース」は歌にはとても使えます。
ギターにも臨場感が加わり楽しくなってきます。
ということで生楽器の臨場感を本当によく作ってくれます。
パラメーターも複雑ではなく分かりやすいので、レコーディングのオモチャ感覚で扱えて、かなり楽しいです。
実写付きでどのようなリバーブかも分かりやすいので、設定後に右の「DRY」「WET」を使えばイメージの音を作りやすいと思います。
右上に「360°」マークがある画像は、グーグル・ストリートビューのようにマウスでドラッグすれば、部屋の環境が360°確認できるというオマケがIKっぽくてたまらないです。
録音状況や部屋の広さ、天井の高さ、マイクのセッティングなど、さらに部屋の環境がよくわかります。
いじっていたら楽しくてあっという間に時間が過ぎてしまいます。
「Sunset Sound Studio Reverb」使い方
❶「REVERB TYPE」
ここの左の4つのボタン「CHAMBER」「LIVE ROOM」「ISO BOOTH」「PLATE SPRING」からリバーブのタイプを選べます。
CHAMBER
残響音を生成するために作られた部屋。
壁の反射音を広いリバーブを作ります。
LIVE ROOM
レコーディングルーム。
生ドラムやストリングスなどマルチに使う部屋です。
ISO BOOTH
ボーカル録音やギターをタイトに録音する時に使う隔離されたブースです。
PLATE SPRING
プレート・リバーブを2種類「EMT 140」「Echoplate」、スプリング・リバーブを1種類「AKG BX-20E」を用意されています。
❷ 残響音を調整
「PRE DELAY」と「DECAY」で残響音を調整します。
- 「PRE DELAY」・・・反射音までの時間。
- 「DECAY」・・・残響音が減衰していく時間。
❸ フィルターとEQで質感を調整
フィルターは「ハイパスフィルター」と「ローパスフィルター」、EQは「低域」と「高域」の調整ができます。
- 「HPF」・・・OFFにするか、10Hzから20kHzの間でハイパスフィルターをかけられます。
- 「LOW」・・・低域200Hz固定で±12dBの調整ができます。
- 「HI」・・・高域5kHz固定で±12dBの調整ができます。
- 「LPF」・・・OFFにするか、40Hzから20kHzの間でハイパスフィルターをかけられます。
❹ マイクの設定で音の広がりを調整
「MIC」で使用するマイクをセレクトすることができます。
「WIDTH」でステレオイメージャーの設定で音の広がりを調整することができます。
❺ パラレルコンプを調整
「DRY」(原音)と「WET」(エフェクト音)の割合を調整できます。
「SOLO」でそれぞれの音だけで確認でき、ここのパラレルコンプの調整でリバーブのかかり具合をイメージの音に最終調整できます。
プリセットで音作り
プリセットは「インサート」用と「センドリターン」用が用意されています。
設定はどちらも同じですが、「WET」の量だけセンドリターン用はフルテン(100%)になっています。
「CHAMBER」「STUDIO 1」のセッティングや「LIVE ROOM」「STUDIO 2」のセッティングのように、ひと通りのパターンが用意されているので、プリセットから音作りを調整していくのが良いと思います。
ココが好き!
実写で分かりやすいエディット!
パラメーターもシンプルで分かりやすい!
音質が生々しくリアル!
気になった点…
IRリバーブは仕方ないですがCPU負荷が大きいです…。
こんな方にオススメ!
- 生演奏が好きな人
- ドラムの音作りを追求したい人
- レコーディングの歴史が好きな人
- IK Multimediaが好きな人
『TR5 Sunset Sound Studio Reverb』の まとめ
まとめとしては「バンドサウンドの臨場感をうまく再現できるIRリバーブ」といったところでしょうか?
IRリバーブは重いので、ガンガントラックに挿せませんが、ドラムバスやボーカルに積極的に使っています。
DTMを使って自宅でレコーディングを体感するという楽しみ方もできます。
まだ、IRリバーブを持っていない人には、オススメのアイテムです!
今回は、「TR5 Sunset Sound Studio Reverb」を簡潔(かんけつ)に魅力をまとめてみました!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム
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