DTM音楽用語辞典138「コントロールチェンジ」とは?

こんにちは。マサツムです。

MIDIの情報はたくさんあります。

デジタルならではのたくさんの数値を把握してコントロールできれば、それはDTMでとても有利に働きます。

今回は「コントロールチェンジ」を、わかりやすく簡潔(かんけつ)に説明しようと思います。

コントロールチェンジ」って何?と聞かれた時に、今回の記事を参考にしていただければと思います!

コントロールチェンジとは?

コントロールチェンジ(Control Change)とは、MIDIのいろいろな情報をコントロールナンバーで設定することをいいます。

「CC」と略されて0〜127128個に分けられたコントロールナンバーで設定されます。

プログラムチェンジ(PC)音色を選び、それ以外の設定をほとんどコントロールチェンジ(Control Change)で行います。

DAW上で打ち込みをする際には、CCは覚えておいた方が良い知識です。
MIDIコントローラーとのリンクCCを把握(はあく)しているとスムーズにできます。

良く使うコントロールチェンジ

コントロールチェンジナンバー0〜127ありますがその中で、項目を設定されているのは半分くらいです。
コントロールチェンジを駆使して細かく使い分ける人もいるかもしれませんが、DAW上ではコントロールチェンジで調整する項目はさらに絞られます。

DAW上で良く使うコントロールチェンジは以下になります。

  • CC 01・・・モジュレーション
  • CC 11・・・エクスプレッション
  • CC 64・・・サスティン(ダンパーペダル)

この3つは良く使います。
モジュレーションビブラートの効果をつけられます。
エクスプレッションボリュームの調整ですが、演奏の抑揚(よくよう)をつける時はメインボリュームオートメーションを書くよりも、エクスプレッションで書いた方がやりやすいです。
サスティンキーボードサスティンペダルの効果で、CCの中でもオンオフの設定をします。
真ん中の数値64を境にそれ以上を「ON」それ以下を「OFF」に設定できます。

CC 07・・・メインボリューム
CC 10・・・パン

の設定がありますが、DAW上ではトラックボリューム、パンで操作することの方が多いと思います。

他にもソフト音源によって、CCリンクが決められているもの、自分で設定するものがあり、より細かく人間的な設定ができるようになります。

プログラムチェンジも128個に分けられている中で、もっと音色を増やす為にコントロールチェンジに割り当てられます。

その他のコントロールチェンジ

コントロールチェンジナンバー0〜127ありますが、DAWで設定されているものを書き出してみました。
ソフトによって違いはあるかもしれませんが、共通してDTMで割り当てられています。

CC 001 モジュレーション
CC 002 ブレスコントローラー
CC 004 フットコントローラー
CC 005 ポルタメントタイム
CC 006 データ入力 MSB
CC 008 バランスコントローラー
CC 011 エクスプレッション
CC 012 エフェクトコントローラー1
CC 013 エフェクトコントローラー2
CC 033 モジュレーションホイール LSB
CC 034 ブレスコントローラー LSB
CC 036 フットコントローラー LSB
CC 037 ポルタメントタイム LSB
CC 038 データ入力 MSB LSB
CC 039 メインボリューム LSB
CC 040 バランスコントローラー LSB
CC 042 パン LSB
CC 043 エクスプレッション
CC 044 エフェクトコントローラー1 LSB
CC 045 エフェクトコントローラー2 LSB
CC 064 サスティン
CC 065 ポルタメント
CC 066 ソステヌート
CC 067 ソフトペダル
CC 068 レガート・フットスイッチ
CC 069 ホールド2
CC 084 ポルタメントコントロール

 

ま と め

コントロールチェンジは必要なものとDAW上やソフト音源で済んでしまうことがあります。

しかし、コントロールチェンジでできることを把握していればいざという時に解決策が見つかることがあります!

今回は「コントロールチェンジ」をわかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

マサツム