こんにちは。マサツムです。
キーボードはポピュラーなロックバンドでいうと、フロントマンでもなくサポートメンバーという人も多いくらい、バンドの中では影の存在です。
しかし、シンセサウンドを中心とするバンドでは、キーボーディストがボーカリスト同等のバンドの顔になったりします。
DTMにおいても、メインの楽器といってもいいくらいキーボードは重要な役割を果たします。
DTMでキーボードというと文字を打ち込むキーボードも大きく関わってきますが、今回は演奏する楽器の方の「キーボード」を分かりやすく簡潔(かんけつ)に説明しようと思います。
「キーボードの重要性」について聞かれた時に、今回の記事を参考にしていただければと思います!
キーボードとは?
キーボード(Keyboard)とは、ピアノ、オルガン、シンセサイザーなどを演奏できる鍵盤楽器のことをいいます。
キーボードを演奏する人をキーボーディストといい、表記する時は略して「key」と書きます。
バンドサウンドにキーボードが入ると音に厚みが出ます。
キーボードのいないバンドも、コンサートの時はサポートでキーボードを入れるくらい、サウンド面でとても重要な存在になります。
キーボードとシンセの違い
キーボードとシンセサイザーはあまり詳しくない人から見ると、鍵盤も付いていて、ボタンが少し違うくらいで、同じ楽器かなと思う人はたくさんいると思います。
最近の機材は進化が進んでいて、キーボードに限らず、いろんな良い機能が加えられて、機材の境目がわかりにくくなっています。
キーボードだけど、シーケンサーの機能が優れているとか、リズムマシーンの機能が優れているなど。
キーボードとシンセサイザーも、厳密(げんみつ)には区別されています。
キーボード
世の中にある鍵盤楽器を中心にプリセットによって、たくさんの音色を鍵盤一台で演奏することができる。
シンセサイザー
主に音を作ることに特化した機材。
オシレーターを元に、時間軸で音に変化を付けたりして音作りをします。
鍵盤の付いていないモジュラータイプもありますが、鍵盤の付いているものはキーボードと呼ばれています。
1台何役ものキーボード
上記で書いたように音楽の長い歴史上、鍵盤楽器はたくさんあります。
キーボードに入っている定番音色の鍵盤楽器を紹介します。
アコースティック・ピアノ(Acoustic piano)
キーボードの代名詞の美しい音色。
ピアノの音色といえば、普通はこちらのアコースティック・ピアノを指します。
グランドピアノ、アップライトピアノのような大きなピアノを使用することなく、キーボード一台でいろんなタイプのピアノの音が出せます。
エレクトリック・ピアノ(Electric piano)
ピアノを丸く優しくしたような音色です。
「ローズ」「ウーリッツァー」「CP-70/80」など、ビンテージ楽器のタイプに分けられます。
クラビネット(Clavinet)
クラビと略されて、ファンクなどによく使われる音色。
「鍵盤でエレキギターのしくみで音を出したい」という理由でできた楽器です。
尖った音で歯切れの良いバッキングが似合います。
スティービワンダーが当時多用していました。
オルガン(Organ)
風を送って音を出す鍵盤楽器で空気のような優しい音色。
「パイプオルガン」「ハモンドオルガン」などタイプがあり、音色を作ってジャズ、ロックなどにも大変よく使われます。
チェレスタ(celesta)
セレスタとも呼ばれ、見た目はアップライトピアノのようですが、グロッケンのような高い音色。
現代のJ-pop、アニソンなど、とてもよく使われる音色です。
そのほかにも「ストリングス」「ブラス」「木管楽器(ウッドウィンド)」「打楽器(パーカッション)」などなど、たくさんの音色を扱うことができます。
バンドでの役割
今現在DTMの普及でキーボーディストの率は増えてきたと思いますが、昔は貴重な存在でした。
ピアノの経験者でバンドの方向に進む人も少なく、機材もギター、ベースに比べて費用がかかり、なかなか進んでやる人は少なかったと思います。
しかし、音楽面ではとても重要で、欲しい音があれば近い音が出せるし、音を埋めることも、展開を作ることもできます。
キーボードがいるかいないかでは大きくサウンドが変わってきます。
ライブでは基本的にフロントマンではないので、後ろで確実にサウンドを支える役目の人が多いですが、ギターのように抱えて弾く「ショルキー」というのが80年代に流行り、キーボーディストもフロントに出てパフォーマンスをすることができるようになりました。
ま と め
キーボードというテーマは深掘りすると、どんどん書きたいことが出てきます。
今回は特徴と役割を中心に「キーボード」をわかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム