こんにちは。マサツムです。
「オシレーター」はシンセサイザーに興味のある方は必ず覚えなければならないワードです。
細かく分けると理解するのが難しいので、音作りにとって重要なことだけ簡潔に説明したいと思います!
「オシレーター」って何?と聞かれた時に、今回の記事を参考にしていただければと思います!
オシレーターとは?
オシレーター(Oscillator)とは、音の元になる波形を作り出す発振器のことです。
シンセサイザーのエディット画面には「OSC 」と略されることが多いです。
シンセサイザーの種類によって元となる素材が以下のように異なってきます。
- 減算方式(アナログシンセ)・・・ 波形
- 加算方式(FM音源シンセ)・・・ 周波数の変調
- PCM方式(PCM音源シンセ)・・・ ファイルデータ
いろんな種類の波形オシレーター
オシレーターで特に覚えておかないといけないのが、減算方式のさまざまな波形からなるオシレーターです。
とてもよく出てくる4つのオシレーターが「サイン波」「三角波」「矩形波」「ノコギリ波」です。
倍音がの量や加わり方で丸い音から尖った音まで変化していきます。
これは音と一緒に暗記しておくと、シンセの音作りがスムーズに進みます。
サイン波(Sine Wave)
♪ポーーー
もっとも基本的な波形で、丸く柔らかい音。
三角波(Triangle Wave)
♪ぺーーー
二等辺三角形の形をした波形で、丸めな音。
サイン波に倍音が少し加わり、高い成分に向けて減衰していく。近い周波数は、ベース、フルート。
矩形波(Square Wave)
♪ブーーー
四角い形をした波形で、少し割れた音。
倍音が高い音まで加わっている。近い周波数は、クラリネット。
ノコギリ波(Sawtooth Wave)
♪ビーーー
ノコギリの形をした波形で、強く尖った音。
全ての整数倍音が含まれている。近い周波数は、ブラス、バイオリン。
その他のよく使う波形
他にも「パルス波」というオシレータがよく出てきます。
「ノイズ」もオシレーター扱いされるシンセもあり、効果として付け加えることが多いです。
パルス波(Pulse Wave)
べーーー
矩形波の変形型で長方形の組み合わせ。ノコギリ波に似た尖った音。
波形の長方形の長さによって矩形波に奇数倍音が加わり、ノコギリ波の音に近づきます。近い周波数は、オーボエ、ファミコンの音。
ノイズ(Noise)
ザーーー
オシレーターとはちょっと違う使い方をしますが、形がランダムな波形。いわゆるノイズ音。
音が埋まって、高い音に向けて上がっていく。近い周波数は、テレビの砂嵐。
ま と め
今回は「オシレーター」についての記事でしたが、DTMの作業で一番覚えておいたら役に立つ、波形のオシレーターを説明しました。
いろんな波形を「OSC 1」「OSC 2」「OSC 3」で組み合わせて、無限の音作りが出来ます。
このオシレーターを元にLFOやエンベロープを使ってさらに音の個性を作っていきます。
これがシンセサイザーです。
今回は、「オシレーター」について簡潔にまとめてみました!
是非、誰かに説明する時の参考にしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム