DTMで結局よく使うおすすめLo-Fi(ローファイ)・プラグインBEST 5!

こんにちは。マサツムです。

DTMを長年続けてきて、地道にたくさんプラグインが増えていきました。
手に入れた時期や、自分の中の流行りや気分で使用するものはコロコロ変わりますが、結局よく使うプラグインは決まってきます。

今回のテーマは『ローファイ』編です。

人間は何の分野でも、より高品質なものを追い求めて想像できなかったようなものを作り出します。
その一方で、「悪いもの」の概念(がいねん)にロマンを感じてしまう生き物でもあります。

だからいつの時代でもローファイ・サウンドは人気があるのだと思います。

ちょっとカッコつけましたが、僕もローファイ・サウンドは大好きです!

DTMで作り出すデジタルのクリアなハイファイ・サウンドとは逆の価値観ですが、ローファイ・サウンドを作るプラグインもいろいろ出ています。

そして、僕が持っているローファイ・プラグインの中で、よく使うBEST 5はこのようになりました!(2022年6月時点)

  • 第 1 位 Xln Audio『RC-20 Retro Color
  • 第 2 位 iZotope『Vinyl
  • 第 3 位 Aberrant DSP『Sketch Cassette II
  • 第 4 位 AudioThing『Vinyl Strip
  • 第 5 位 waves『Abbey Road Vinyl
改めて「ローファイ」の役割と、ランキングした各プラグインの詳細や理由を順に説明していきます!

『ローファイ』とは

ローファイ(Lo-Fi)とは、低音質サウンドのことをいいます。

対義語は、ハイファイ(Hi-Fi)といい高音質を意味しますが、こちらはテレビビデオでよく使われる言葉なので、ハイファイサウンドという言葉の方が聞き馴染みがあると思います。
しかし、ローファイといっても単に「音が悪い」ということではなく、高音質ではない音質にするカッコよさに価値観があります。

洋服でいうと古着のカッコよさを求めるところに似ています。

ローファイサウンドを活かしたジャンルもたくさんあり、現代の音楽、そしてたくさんのミュージシャンにも愛され続けています。

DTM音楽用語辞典111「ローファイ」とは?

よく使う『ローファイ・プラグイン』Best 5

音作りに大活躍のローファイ・プラグインですが、サチュレーションとしての効果ではなく、ローファイ・サウンドを作るとき使っているという視点で、僕の持っているプラグインの中で「よく使うローファイ・プラグイン・ベスト5を決めました。(2022年6月時点)

第 1 位 Xln Audio『RC-20 Retro Color』

RC-20 Retro Color Vintage Effect使い方レビュー

レトロサウンド・ローファイ・プラグイン

こんな場面でよく使う

  • ひとつひとつのパーツをしっかりこだわりたいとき
  • ローファイなドラム
  • レトロなサウンド作り

よく使う理由

ローファイ・サウンドを作るにあたって、必要なものが全て揃っているというツールです。
ビンテージ機材によって作られる「ノイズ」「揺れ」「歪み」「ダウンサンプリング」「空間」「ズレ」など、わかりやすく組み合わせて音作りができます。
ローファイサウンドの中でもドラムは重要なので、そのときはこちらのプラグインを使っています。
音作りも楽しいのはもちろん、下のラック部分「EQ」「TONE」で楽曲に混ぜやすく調整できてとても便利です。
ローファイ・サウンド以外の使い方はあまりないですが、ビンテージ機材のレトロな雰囲気を深いところまで追求できる最強ツールです!

言葉と音 マサツムDTMブログ

DTMでのレコーディングが進化しても、ローファイサウンドは愛され続けています。『RC-20 Retro Color』は、…

第 2 位 iZotope『Vinyl』

Vinylレビュー

アナログ・レコード・シミュレーター

こんな場面でよく使う

  • 最短でローファイ・サウンドを作りたいとき

よく使う理由

「軽い」「使いやすい」で、とりあえずフレーズをローファイ加工したいというときにサッと作れます。
全てのパラメーターがわかりやすく、しかも音質も好きです。
ターンテーブルの上にある年代をクリックすれば、欲しいレトロサウンドが簡単に探せて、「これでOK!」となることも多いです。
超便利ツールでよく使いますが、なんとこれ「無料」で手に入ります。
時期によって無料じゃなかったらすみません!

iZotope『Vinyl』ダウンロードサイトはこちら

第 5 位 waves『Abbey Road Vinyl』

Abbey Road Vinyl使い方レビュー

アナログ・レコード・シミュレーター

こんな場面でよく使う

  • アナログ・レコード風のシチュエーションを作るとき
  • テープ・ストップの効果

よく使う理由

プチプチノイズが入ったり、音揺れがあったり、いわゆるアナログ・レコード再生のような効果を作るときに使います。
テープ・ストップの質感が、持っているものの中で一番良いので、テープ・ストップの効果はこれで作っています。
音質も良くしっかり雰囲気も作れて良いのですが、CPU負荷が重くてついほかのものを使ってしまいます。
でも使ってみるとやっぱりいいプラグインだなと感じます。

おまけのLo-Fiプラグイン「AIR Lo-Fi」

Protoolsの付属プラグインAIR Music Techの「AIR Lo-Fi」もよく使ってきました。
ビットクラッシャーとして、今でもたまに使います。
サンプルレート」「ビットデプス」「ディストーション」を触ると、ドラムやシンセの音作りに意外と使えます。

AIR Lo-Fiのレビュー

『ローファイ・ランキング』の まとめ

今回あげたプラグインは、それぞれ役割が違っていてどれもまんべんなく使っている感じです。

  • RC-20 Retro Color』・・・パーツの音作りをしっかりこだわりたいとき
  • Vinyl』・・・時短でアナログな雰囲気を作りたいとき
  • Sketch Cassette II』・・・80年代のチープなおしゃれなサウンド作り
  • Vinyl Strip』・・・ゲーム音的なローファイ感を出したいとき
  • Abbey Road Vinyl』・・・アナログレコードの質感を作りたいとき
  • AIR Lo-Fi』・・・効果音をダウンサンプリングしたいとき

こんな感じで、アレンジするときローファイ・サウンドは使いどころがたくさんあります。

ということで、今回は結局使ってしまう視点で「ローファイ・プラグイン」のランキングを作ってみました。

僕の持っていないものでもっともっと良いものはたくさんあると思いますが、あくまで僕の持っているものの中でのランキングということで、ご了承ください。。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

マサツム