DTM音楽用語035「MS処理」とは?

こんにちは。マサツムです。

ミックスの作業工程で「MS処理」という言葉を良く聞くと思います。

MS処理はとても効果的で必ず習得したい技法です。

マスタリングの最終作業ではわかりやすく、楽曲クオリティアップします

作業工程は奥が深くいろいろな技法がありますが、今回は「MS処理」を誰にでも分かりやすく簡潔(かんけつ)に説明しようと思います。

MS処理」って何?と聞かれた時に、今回の記事を参考にしていただければと思います!

MS処理とは?

MS処理(mid/side processing)とは、左右LR信号をMid(真ん中の音)の成分とSide(左右の音)の成分を別々に調整することをいいます。
MidSideで良いところ悪いところを分配することによって、音圧がさらに上がったり、左右の広がりが向上したり、ボーカルが聴きやすくなったりと、たくさんの効果を得ることができます。

作業工程は少し手間はかかりますが、やる価値はかなりあると思います

音の定位の特性

MidSideの特徴を知れば、より良いMS処理ができます。
MS処理のしくみ
Midの特徴
バスドラ、ベース、スネア、ボーカルなど楽曲になるパートが多い。
Sideの特徴
ギターシンセ、シンバルなどの高い音の成分が多い。
上記のことを踏まえてMS処理をしていくと、以下のような効果が得られます。
Midの処理
  • 低域コンプで調整して土台をしっかりさせる
  • オケMid高域を空けてスペースを作る。
  • リバーブ中域カットしてキックベースタイトに聴かせる。
Sideの処理
  • 高域を上げて空気感左右に広げる。
  • 余計な低域ローカットして左右の重たさを取る。
  • side音圧を上げて全体的な音圧アップの印象を持たせる。
など、ほかにも位相の効果を使って立体感を作ったり、いろんな効果が期待できます。

便利なプラグイン

マスタリング2mixMS処理する場合は、昔はMidの成分とSideの成分をオーディオファイルに書き出して、個別で調整するというやり方をしていました。
(僕が良いやり方を当時知らなかっただけかもしれませんが。。)

最近のEQコンプにはMS処理ができるものが増えていて、手軽にMS処理ができます。

FabFilter(ファブフィルター)の『Pro-Q3』マルチバンドコンプの機能もあるのでMS処理EQコンプがまとめてできて便利です。

WAVES(ウェイブス)のCenterは簡単にフェーダーつまみだけでMS処理ができて優秀な時短プラグインです。

 

豆 知 識

アナログレコードは、レコード溝(みぞ)からLRを読み取り再生しますが、マスターレコードの溝を作る際に、機材に「Lateral(針の水平の動き)」がMid、「Vertical(針の上下の動き)」がSideスイッチを作り、MidSideの聴こえ方のバランスを取っていたみたいです。
アナログレコード時代からMS処理は行われていたようです。
ま と め

MS処理はとても効果的ですが、面倒な作業ではあります。
考えすぎると時間ばかり使ってしまいます。
まずは便利プラグインを使って時短作業がおすすめです。

今回は「MS処理」をわかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

マサツム