T-RackS 5『TR5 British Channel』定番のブリティッシュ・サウンドを! 使ってみた・使い方レビュー

こんにちは。マサツムです。

今回はチャンネルストリップIK Multimediaの『TR5 British Channelの使ってみた感想を、わかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!

British Channel_使い方レビュー

『TR5 British Channel』まずはひとこと。

扱いやすいSSLチャンネル・ストリップ!

『TR5 British Channel』の 特徴

  • SSL 4000 ミキシング・コンソールを再現したプラグイン。
  • 「SSL G-Channel」「SSL E-Channel」の2つのタイプを搭載。
  • たくさんの作品を作ってきた、大御所コンソールのチャンネル・ストリップ・プラグイン。
  • IK Multimedia「T-RackS 5 Deluxe」「T-RackS 5 MAX」のバンドルに収録。

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使ってみた感想

今回紹介するのは、IK MultimediaT-RackS 5に収録されている『TR5 British Channel』というプラグインです。

世界中でたくさんの名曲を作ってきた、Solid State Logic社4000 Seriesアナログ・ミキシング・コンソールチャンネル・ストリップモデリング・プラグインで、かなり優秀なプラグインになっています。

タイプSSL 4000 Series-Eモデリング「SSL E-Channel」SSL 4000 Series-Gモデリング「SSL G-Channel」2タイプが搭載されており、ボタンで切り替えることができます。

違いは、EQQカーブが値によって変わってくるというのが一番大きいと思います。
SSL E-Channelが同じQの幅で値を上げ下げするのに対して、SSL G-Channelが下げていくとQの幅が広がっていきます。

SSL G-Channelの方が音楽的といわれていて、ほかのEQでもこういった動きは見られます。

「EQ」「フィルター」「コンプ」「エキスパンダー」を組み合わせたチャンネル・ストリップで、これらのサイドチェインの活用、ルーティングの設定で音作りが大きく変わってきます。

このルーティングが使い慣れていないと少し混乱してしまいますが、これを把握しているかしていないかでSSLコンソールの効果が大きく変わってきます。

そして、今回のTR5 British Channel』ですが、使った印象はコンプエキズパンダーの効果は少し地味ですが、しっかり仕事をしてくれます。
EQはカラッとして、他のSSL系EQと比べて効きが良いという印象がありました。
総合して、かなり使えるチャンネルストリップだと思います。

「TR5 British Channel」の使い方

British Channel_使い方レビュー

・・・EQLow/Low Mid/Hi Mid/Hiの4バンドに分かれて調整できます。LowとHiは「Peak」ボタンでQのタイプをピークタイプかシェルピングの設定ができます。「Low Mid」「Hi Mid」の間にある「In」でEQのバイパスの切り替え、「B」で「SSL 4000 Series-E」と「SSL 4000 Series-G」の切り替えができます。Lowのツマミの色が黒と茶色に変化します。

❺ ・・・「Filter」ローパス・ハイパスの設定ができます。「Flt In」でフィルターのバイパスの切り替え、「Flt SC」でダイナミクスのサイドチェインフィルターとして使用できます。

❻ ・・・「Gate/Exp」ゲート・エキスパンダーです。レコーディングで必ず起こるマイクのかぶりを改善できるセクションです。「Fast Art」で速いアタックに設定できます。「EQ S/C」EQをダイナミクスのサイドチェインEQとして使用できます。「EQ Pre」EQセクションとダイナミクスのセクションの順番を入れ替えます。「Exp」でゲート・エキスパンダーが作動します。

❼ ・・・「Comp」コンプレッサーです。基本的に「Threshold」「Ratio」「Release」をツマミで調整して、アタックはオートですが「Fast Art」で速いアタックに設定できます。「Hard」で入力信号のピークに反応するタイプに変わるので、コンプのかかり方が少し敏感になります。

❽ ・・・「INPUT OUTPUT」入出力音圧量を調整します。「In」の設定を強めにしていくとサチュレーションが加わってきます。


にあるFlt SC」「EQ S/C」でEQとフィルターをサイドチェインとして使うか、「EQ Pre」でルーティングの変更を設定することが、このプラグインの音作りのポイントになります。

ココが好き!

EQの質感が好き!

これひとつで安定した音作りができる!

気になった点…

最初はサイドチェイン・ルーティングが混乱すると思います…。

こんな方にオススメ!

  • 定番のブリティッシュ・サウンドが好きな人
  • チャンネルストリップを覚えたい人
  • T-RackS 5が好きな人
『TR5 British Channel』まとめ

まとめとしては

「安定のコンソールの音作りができるプラグイン」

といったところでしょうか?

SSL-4000のコンソールはDTMをやっていくには切っても切れないプラグインだと思うので、使い方の把握をしていると必ず役に立つと思います。

今回は、IK Multimedia、T-RackS 5の中から「TR5 British Channel」を簡潔(かんけつ)に魅力をまとめてみました!

マサツム

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