こんにちは。マサツムです。
レコーディングでとても重要なスペクトラムアナライザ。
現在はDTMで、気軽にそして高性能に扱えてとても便利です。
今回は、「スペクトラムアナライザ」を、わかりやすく簡潔(かんけつ)に説明しようと思います。
「スペクトラムアナライザ」って何?と聞かれた時に、今回の記事を参考にしていただければと思います!
スペクトラムアナライザとは?
スペクトラムアナライザ(Spectrum analyzer)とは、横軸は周波数、縦軸は音圧をリアルタイムで表示できる計測器です。
楽曲の中の音の配分を、耳での確認に合わせて目でも確認ができる機材、あるいはプラグインです。
「音作り」「ミックス」にとても役立つツールです。
役立つというより、必須のツールです。
みんな略して「スペアナ」や「アナライザ」と呼びます。
スペクトラムアナライザが役立つ場面
スペクトラムアナライザは、DTMではたくさんのプラグインが一体型になっていて使用することができます。
EQが一番よく一体型になっていますが、コンプやリミッターやディエッサーなどもスペクトラムアナライザ付きのものはあります。
音作りの時の使い方
音を作る時はスペアナがとても重要になります。
音に厚みをつけたり、キャラクターをつけたりするには、目で確認すると安心しながら音が作れます。
全体のミックスを考えて、ローカットや出すぎた音を抑えるという作業にも、スペアナがあると断然効率が良いです。
ダイナミクス系の使い方
マルチコンプやディエッサーなどダイナミクス処理をするものも、スペアナで効果をつけたい周波数を確認して調整すると、スムーズで確実な処理ができます。
もちろん目でスペアナを目安にして、耳で調整するというのが確実な調整です。
ミックスでの使い方
ミックスでは、スペアナがあるとかなり効率よく作業を進めることができます。
ないとものすごく技術と経験が必要で、時間もかかります。
トラックそれぞれ重要なところは被らないように調整したり、曲を通して出すぎている周波数を探して抑えたりするには必須です。
トータルミックスをチェックする時は、もちろん耳で確認しますが、聴こえにくい低域部分やジャマになりやすい高域を「スペアナ」でチェックしながらバランスをとります。
マスタートラックに使用するスペアナ
2mixの最終チェックをする場合には、マスタートラックにスペアナを挿してバランスを確認していきます。
最近では高性能なものやDAWに付属で付いているもの、フリーソフトまでたくさんの種類がありますが、長くよく使われているプラグインにwavesの「PAZ Analyzer」というツールがあります。
少し古いものなので繊細さは劣ってしまいますが、こういったピークやLRの詳細がわかりやすいものはマスターには重宝します。
マスターには同じようにVUメーターを挿しますが、こちらは曲全体の音圧チェックに使用します。
スペクトラム・アナライザのまとめ
最終的な調整はやはり耳での判断になりますが、長時間作業していると耳も疲れてきて、正常な判断ができなくなってしまいます。
普段からスペアナを見慣れていると、音を聴いてどの辺りの周波数かわかってきます。
そうなるとミックスの効率もよくなるので、スペアナを見ながら音調整して周波数を把握できるようになることは絶対オススメです!
今回は「スペクトラムアナライザ」をわかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム