T-RackS 5『TR5 VC-670』Fairchild 670系はカッコ良くて使える! 使ってみた・使い方レビュー

こんにちは。マサツムです。

今回は真空管コンプレッサーIK Multimediaの『TR5 VC-670の使ってみた感想を、わかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!

VC-670使い方レビュー

『TR5 VC-670』まずはひとこと。

真空管の良さがすごく感じられる!

『TR5 VC-670』の 特徴

  • 真空管コンプレッサーの名機「Fairchild 670」のモデリング。
  • 通すだけで真空管サチュレーション効果。
  • IK Multimedia「T-RackS 5 Deluxe」「T-RackS 5 MAX」のバンドルに収録。

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使ってみた感想

今回紹介するのは、IK MultimediaT-RackS 5に収録されている『TR5 VC-670』というプラグインです。

こちらはビンテージ・ロックサウンドを支えてきた伝説コンプレッサー「Fairchild 670」モデリング・プラグインになっています。
「Fairchild 670」といえば、いろんなメーカーからモデリングがたくさん出ています。

すごく人気のモデルで、バストラック2mixバス・コンプとして使うと、すごく効果を発揮します。
しかし、真空管サチュレーションの感じが「Fairchild 670」を通すと、ロックサウンドに合う質感で、単体の楽器トラックでもガンガンかけたくなります。

音質の特徴は真空管「パキッと」「カラッと」という質感になり、「TIME CONSTANT」の調整で、Glue(グルー)コンプの効果も作れます。
パンチがあり、とにかくかっこいい音になります。

今回の『TR5 VC-670』は、カラッとした質感にはなりますが、パンチは少し弱いような気がします。
しかし、これはこれで使いやすいです。

ステレオ仕様MS処理もしやすいというのも特徴です。

そして、操作も少し特徴があります。

『TR5 VC-670』の使い方

VC-670使い方レビュー

AGD」・・・普通にステレオで仕様する場合は「LINK」に合わせます。
上の段が「L」で下の段が「R」です。
INPUT GAINのツマミだけリンクしないのでご注意ください。
「LEFT RIGHT」でLRすべてバラバラで調整できます。
「LAT VERT」でMS処理の設定になり、上の段が「MID」で下の段が「SIDE」になります
TIME CONSTANT」・・・アタックとリリースが6種類用意されています。
単純に1
がアタック・リリース速めで、6に向けて遅くなっていくという設定ではありませんが、基本的に1が速めで6が遅めという認識で、聴きながら調整すると良いと思います。
INPUT GAIN」・・・入力の音圧量を調整します。
ここの設定で真空管のサチュレーションが加わってきます。
この歪み具合がものすごく気持ち良いので、スレッショルドのかかりを小さめに設定して、インプットの入力量を上げてぶつけていくとサチュレーションのかかったコンプレッションで、すごくロックになります。
THRESHOLD」・・・コンプのかかる閾値を設定します。
インプットの入力音量でコンプのかかり具合、スレッショルドの設定値は変わってきます。

ココが好き!

真空管の質感が好き!

ステレオバスに、グルーコンプがナチュラルにかかる!

気になった点…

TR5 VC-670』は良くも悪くも無難なスッキリした、良い音に仕上がりになります…。

こんな方にオススメ!

  • ロックサウンドが好きな人
  • 定番のビンテージコンプを知りたい人
  • T-RackS 5が好きな人
『TR5 VC-670』の まとめ

まとめとしては

「優しくまとめてくれる真空管コンプ・プラグイン」

といったところでしょうか?

Fairchild 670モデリングのものは、「俺が引っ張ってやる」的な男らしさがあるのですが、『TR5 VC-670』は少し紳士的な優等生といった感じです。
これがまた扱いやすくて、万能なプラグインだと思います!

真空管の質感を求める人には、Fairchild 670系のモデリング・プラグインは多用したくなってしまう、そんなコンプだと思います。

今回は、IK Multimedia、T-RackS 5の中から「TR5 VC-670」を簡潔(かんけつ)に魅力をまとめてみました!

マサツム

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