こんにちは。マサツムです。
「真空管」はギターリストにはとても聞き馴染みのあるワードだと思います。
「やっぱり、真空管のアンプはいいなぁ」と言っている人はたくさんいますが、どうして良い音なのかという説明はなかなかできないと思います。
良い音、気持ちいい音になる理由を誰にでも分かりやすく簡潔に説明しようと思います。
「真空管」って何?と聞かれた時に、今回の記事を参考にしていただければと思います!
真空管とは?
真空管(Vacuum tube)とは、1940年代頃にトランジスタが出てくる前に、電圧を増幅していた増幅器です。
真空管が完成した当時は部屋いっぱいの大きな真空管だったそうです。
技術がどんどん進歩してコンパクトになっていきますが、耐久面、サイズ面で圧倒的に勝るトランジスタの登場とともに姿を消していきました。
しかし、真空管にしかない音の良さに気づき、現在でもオーディオ機器にたくさん使われています。
ギターアンプで解説
ギターを弾いている人はたくさん真空管アンプ(チューブアンプ)と関わってきたと思います。
ギターアンプは電圧の増幅方法を真空管で行う真空管アンプとトランジスタにで増幅するトランジスタアンプに分けられます。
どちらのアンプにもメリット・デメリットはあります。
トランジスタアンプの良いところは、壊れにくくどのような環境でもコンディションが変わらないので、いつもの音が作れます。
そのため、ライブハウスやリハーサルスタジオによく置いてあります。
それに比べて真空管アンプは真空管を温めなければいけないので、音が出るまでに時間がかかります。
衝撃にも弱く、湿気や電圧など環境によって音作りが左右されてしまいます。
それなのに何故、真空管アンプが好きなギタリストがこんなにたくさんいるかというと、ズバリ!「音が気持ちいい」です。
有名な真空管アンプ
- Marshall JCM800
- Fender Twin Reverb
- ORANGE Rockerverb
- VOX AC30
有名なトランジスタアンプ
- Roland JC-120
- Roland Blues Cube
- YAMAHA F-100
何故、音が良いと言われるのか
今までいろんな説がありましたが、音の歪みによる倍音の発生がアナログの良さだとわかってきました。
特に真空管は人の耳障りに良い偶数倍音が含まれるため、温かな気持ちの良いサウンドになります。
ま と め
真空管はもちろんギターアンプだけでなく、たくさんのオーディオ機器に使用されています。
真空管にしか出せない独特な歪み、これはデジタルではなかなか再現できません。
DTMをやっていく上でも、真空管のプリアンプやコンプを持っておくことはおすすめです!
構造などもっともっと説明することはありますが、「真空管」の良い音になる理由をわかりやすく簡潔にまとめてみました!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム