こんにちは。マサツムです。
古い機材というのは、いまだに愛され続けています。
独特の倍音、ノイズ、これらはその機材にしか出せないアートにつながります。
今回はビンテージ機材のひとつ「テープエコー」を、わかりやすく簡潔(かんけつ)に説明しようと思います。
「テープエコー」って何?と聞かれた時に、今回の記事を参考にしていただければと思います!
テープエコーとは?
テープエコー(Tape echo)とは、磁気のテープレコーダーのしくみを利用して作られた、エコー効果を作れる機材のことをいいます。
エコー効果とはやまびこの効果と同じで、音が反復されながら減少していきます。
テープスピードを変えてエコーの効果を変更したりできます。
エフェクターができる前に作られた、物理的にかかるエコーです。
今、状態の良い現物を手に入れるのは難しいと思いますが、テープエコーをシミュレートしたエフェクターやプラグインソフトがたくさんあります。
ロカビリーでのギターにかかるテープエコーは、一気に雰囲気を作ることができます。
ギター、エレピ、オルガンなど、70年代のロックサウンドにも大きな影響を与えました。
テープエコーのしくみ
テープエコーはテープレコーディングの要領(ようりょう)でエコーを作っていきます。
「録音用」「再生用」「消去用」のヘッドが用意されていてエンドレスに回る磁気のテープに録音、再生、消去をくり返してエコーがなるしくみです。
再生用ヘッドは3つから4つあり、そのヘッドがエコーの音を出力します。
「消去用ヘッド」が録音された音を消去して、常に「録音ヘッド」を通過するときは音が入っていない状態になります。
楽器を弾くと、「録音ヘッド」で録音されて、そのまま「再生ヘッド」に進み、「再生ヘッド」でエコー音を次々と出力します。
テープ録音によって生まれる独特なコンプやサチュレーション、そしてノイズ全部含めてテープエコーの暖かい音質の良さです。
磁気のテープに毎回「録音」と「消去」をくり返すので音は劣化(れっか)していきます。
またそれも良い雰囲気を作るアートだと思います。
ギターの弦のように、磁気テープは消耗品なのでテープ交換をしながら使用していきます。
テープエコーのシミュレーション機材
テープエコーのシミュレーションしたエフェクター、プラグインソフトはたくさんあります。
雰囲気を出すディレイ効果には、テープエコーがオススメです。
ギターだけではなく、エレピもすごく雰囲気のある音作りができます。
ま と め
こういった機材のしくみは、DTMでプラグインソフトやディレイのプリセットの中でイメージが出来るので、知れば知るほど良いです。
何よりビンテージ機材に興味を持つとDTMの楽しさが数倍アップします!
今回は「テープエコー」をわかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム