こんにちは。マサツムです。
今回はバスコンプレッサー、wavesの『SSL G-Master Buss Compressor』の使ってみた感想を、わかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!
まずはひとこと。
楽器全員の背筋が伸びる!
特 徴
- SSL 4000 Gコンソールのマスターバスコンプを忠実に再現。
- バスコンプに適したVCAタイプのコンプレッサー。
- CPUが軽い。
使ってみた感想
今回紹介するのは、wavesの『G-Master Buss Compressor』というプラグインです。
世界中で長く使われ続けている、Solid State Logic社の4000 Seriesアナログ・ミキシングコンソールのバス・コンプレッサーを元に、共同開発で作られただけあって、かなり優秀なプラグインになっています。
wavesの中でもとても人気のあるプラグインで、バス・コンプレッサーの中でもG-Master Buss Compressorを使っている人が多いです。
マスターの2mixをシンプルな調整でブラッシュアップできる、頼りになるコンプレッサーです。
初めて使った人はみんなその効果に驚きます。
効 果
とにかく音の粒がシャキッとします。
音が全員一斉にこっちに向くという感じでしょうか。
どうもまとまりがない音源が、一体感が増して音がまとまり、パンチを与えてくれて、2mixに迫力が出ます。
確実に2mixをワンランクアップさせてくれます。
使い方
やはり多い使い方は、バス・トラックかマスター・トラックに挿しての使用になると思います。
バス・コンプレッサーは基本的に軽くかけて、アタックはゆっくり、リリースは早くという設定が良いと思います。
「ATTACK」・・・「10」(0.1msec)か「30」(0.3msec)
「RELEASE」・・・「-1」(100msec)か「-3」(300msec)
「RATIO」・・・「4」(4:1)
このような設定で「THRESHOLD」を下げていきながら、メーターでリダクションを確認すると良いです。
マスターバスの場合はここのリダクションをかかりすぎないようにするのがポイントです。
1〜2dBくらいのリダクションで、程よい効果を与えることができます。
あまりリダクションしすぎると、違和感が出てしまうので、2mixが台無しになってしまいます。
そして、リダクションで少し失われたゲインを「MAKE UP」で補うという流れです。
楽曲によって曲全体を一つにまとめたいときは、「RELEASE」を「Auto」にすると、楽曲がまとまります。
音と音が接着するGlue(グルー)コンプの効果を作ることができます。
この効果が得られるのも、たくさんの人がG-Master Buss Compressorを使う理由だと思います。
下にある3つの赤いスイッチは「IN」はプラグインのオンオフ。
「ANALOG」で実機のサチュレーションやノイズをシミュレートできて、OFFにするとクリアなサウンドで仕上げることができます。
「FADE」は「FADE OUT」「FADE IN」「FADE OFF」の順に押すたびに変わり、その速さ上のツマミ「RATE-5」で設定できますが、バス・コンプに関して良い使い勝手がわからないので、「FADE OFF」にして使っています。
プリセットも有名エンジニアのセットが用意されているので、試してみて楽曲に合うものを探すのも良いかもしれません。
マスターにも効果を発揮しますが、ドラム・バスにかけても一体感とパンチが加わり、とても効果を発揮します。
ギターをまとめたバス・トラックにもかなり有効です。
ココが好き!
音がまとまる!
ほんの少しで効果絶大!
CPUが軽い!
気になった点…
FADEの使いどころが分かりにくい…。
こんな方にオススメ!
- 2mixがうまくまとまらないと思っている人
- 自分でマスタリングまでする人
- SSLシリーズが好きな人
ま と め
まとめとしては「クラス全員を指揮する、カリスマ教師のようなバスコンプ・プラグイン」といったところでしょうか?
ミックス、マスタリングをするにあたって、バス・コンプは重要になってきます。
確実に持っていて損はないプラグインだと思います。
今回は、「SSL G-Master Buss Compressor」を簡潔(かんけつ)に魅力をまとめてみました!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム