こんにちは。マサツムです。
長い宅録の歴史の中で一番戦い続けているのは、アンプシミュレーターじゃないでしょうか。
宅録をしているみんなが「家でギターアンプの音が録音できたら‥。」という悩みと戦い続けてきたと思います。
現在では本当に高品質なものがたくさんのメーカーから出ていますが、今回は数十年戦い続けてきた歴史を絡(から)めながら「アンプシミュレーター」を、誰にでも分かりやすく簡潔(かんけつ)に説明しようと思います。
「アンプシミュレーター」って何?と聞かれた時に、今回の記事を参考にしていただければと思います!
アンプシミュレーターとは?
アンプシュミレーター(Amp Simulator)とは、アンプをマイク録りしたような音にできるエフェクターあるいはプラグインのことをいいます。
部屋でアンプを鳴らすような空気感なども設定でき、最近のアンプシミュレーターはかなり性能が上がってきています。
ハードウェアのアンプシミュレーターは、性能が良いものは本当にすごくよくできていて本物と間違えるくらいですが、価格がかなりしてしまいます。
それに比べるとDAWで使えるプラグインソフトは、かなりリーズナブルに手に入れることができます。
そしてアンプシミュレーターを使えば、簡単にリアンプすることもできます。
DTMがまだ宅録に普及していない頃、MTRを中心に宅録をしていました。
そのころはまだアンプシミュレーターがデジタル臭さが取れないものばかりで、みんな試行錯誤しながらギターを録音していました。
ハードウェアとソフトウェアの違い
アンプシミュレーターには、ハードウェアとソフトウェアがあります。
それぞれ使い方に特徴があって、どちらのタイプもたくさんのミュージシャンが使用しています。
ハードウェアの使い方
- キャビネットとつないで、アンプヘッドの役割をしていろんなタイプの音をアンプから出す
- オーディオインターフェイスとつないでDAWに録音する
ソフトウェアの使い方
- DAWの中でプラグインとして使用して録音する
- スタンドアローンで使用しミキサーとつないで音を出す
ハードウェアの歴史
アンプシミュレーターのハードウェアはこれまで少しずつ少しずつ進化してきました。
DTMの進化はアンプシミュレーターの進化とともに進んでいきました。
どちらも数年ですごい進化を遂げています。
SansAmp
80年代、かなり前にTech21の「SansAmp」が発売され、たくさんのミュージシャンが長く使用しています。
特にベーシストはいまだによく使用しています。
当時はアンプいらずのプリアンプとしてライブでも使用していました。
POD
今聴くとやはりデジタル臭さがありますが、当時は画期的でかなりの人が持っていました。
アンプシミュレーターという存在を広めた機材です。
Axe-Fx
そして、Fractal Audio Systemsの「Axe-Fx」でアンプシミュレーターが、エフェクターから本格的機材に変わったような感覚でした。
デジタル臭さもかなりなくなり、アンプシミュレーターのレベルがグッと上がりました。
その他人気のアンプシミュレーター
その後と「Axe-Fx」と並んで本格的アンプシミュレーターはたくさん出ています。
なかでも人気があるのは「KEMPER」「HELIX」「BIAS HEAD」などがあります。
人気のソフトウェア
ソフトウェアもたくさんのメーカーから出ています。
本格的で、DAW上で細かい設定が可能で、ゲーム感覚で音作りができます。
GTR 3
プラグインメーカーで大人気のwavesのアンプシミュレーター。
昔からあるので使ったことのある人はたくさんいると思います。
AmpliTube 5
人気シリーズの多いIK MULTIMEDIAのアンプシミュレーター。
マイクの位置、部屋鳴り、スピーカーの種類など、細かいところまで調整できます。
BIAS AMP 2
細かいアンプの構造まで調整できるマニアなアンプシミュレーター。
音も良く、とても人気があります。
BIAS FX 2
「BIAS AMP 2」よりもエフェクターに力を入れているアンプシミュレーター。
プリセットもよく出来ていて、使い勝手が良いです。
ま と め
アンプシミュレーターはハードウェアでストンプのものや、コンパクトなものなどたくさんの種類があります。
ソフトウェアもいろんなメーカーから面白いアンプシミュレーターがたくさん出ています。
進化が進み今ではすごいレベルまで再現できるようになっています。
DTMにとってはすごく嬉しいことです。
今回は「アンプシミュレーター」をわかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム