DTM音楽用語辞典173「ピッチ」とは?

こんにちは。マサツムです。

DTMの進化の中で圧倒的に便利になったのは、ピッチの調整ではないかと思っています。

昔は作業にものすごく時間がかかったり、少し前でもソフトで扱えて便利になっても音質が悪かったりでした。
現在では音質もかなり良くなり、作業も簡単にできてしまいます。

今回は、「ピッチ」を、わかりやすく簡潔(かんけつ)に説明しようと思います。

ピッチ」って何?と聞かれた時に、今回の記事を参考にしていただければと思います!

ピッチとは?

ピッチ(Pitch)とは、音の高さのことをいいます。

音の高さは周波数によって変わっていきます。

日本語ではピッチのことを「音高」といいます。
よく音程のことをピッチとして使われますが、正確には音程インターバルという意味での間隔という意味になります。
ということで相対的な音の高さを「音程」といい、絶対的な音の高さが「音高」ということになります。

しかし、みんな「音程が悪い」ことを「ピッチが悪い」というような表現をするので、ピッチ=音程という使い方をしても共通して意味は通ると思います。

ピッチの調整に関しては、DTMの進化で圧倒的に作業が簡単になりました。

すべてのパートに重要なピッチ

ピッチレコーディングの中で、打楽器から弦楽器、そしてボーカルと、すべての楽器に対して関係してきます。

ドラム

ピッチはあまり関係ないと思われがちなドラムですが、楽曲に対してとても重要になってきます。
ドラムのチューニングはチューニングキーで調整します。
曲中に中低域〜高域までなり続けるスネアは、曲にフィットするピッチに合わせていきます。
キックも同様、楽曲に合う低域のピッチに合わせていきます。
シンバルもプロのドラマーは楽曲にあったピッチのものを使用します。
金物関係はなかなか合わせるのがむずしいですが、DTMはそこがとても便利で簡単にイメージのピッチに合わせることができます。
シンバルのピッチは楽曲の良さを引き立たせることができます。
このようにドラムのピッチはかなり重要になってきます。

ベース

ベースのピッチは合っていないと楽曲が総崩れしてしまいます。
特に4弦の低音は人の耳で合わせにくいので、しっかりとチューニングメーターで調整します。
ベースは単音が多いので、録音後もDTMではピッチ調整が楽です。

ギター

ギターだけとは限りませんが、ピッチを変化させて効果を作るエフェクターがいろいろあります。
ピッチの特性を使って、飛び道具的な効果音を作ることができます。
ギターはベースと違って和音で鳴らすことが多いので、録音後のピッチ調整がむずしいです。

ピアノ

ピアノも弾いているとピッチがずれていきます。
ホールや体育館などに置いてあるグランドピアノもそうですが、お家でよく見かけるアップライトピアノも定期的に調律しなければなりません。
レコーディングの前にも調律をします。
ピアノのチューニングは専門の調律師に来てもらい、200本以上の弦を調整してもらいます。

ボーカル

ピッチというワードをよく使うパートはボーカルだと思います。
ピッチ調整ソフトがかなり進化してきたので、現在の歌はたくさんの人がピッチ補正しています。
歌のピッチはバッチリ合っていないところに個性やアートがあり、ピッチ調整反対派の人もいますが、やはりピッチが合うとプロ感が出ます。
ピッチ調整ソフトではフォルマントを変えて声質を高く・低くできたり、つながりを調整してケロケロボイスを作ったり、声を和音のようにしてボコーダーのようにしたりいろんな効果を作れます。

『Melodyne 5』常に進化し続ける最強ピッチ補正ソフト!使ってみたレビュー

ピッチのズレによる音の変化

ギターベースチューニングをしたことがある人は分かるかもしれませんが、ピッチがずれていくと音が揺れていきます。
ピッタリあったときに揺れは止まります。
この現象を利用してギター内でチューニングを調整します。

シンセの音作りでは、この揺れを利用して、2つの音(オシレーター)を少しピッチをずらして音を揺らし太くするという音作りがあります。
このピッチをずらす音作りを「デチューン」といって、シンセの音作りにとても重要なポイントになります。
少しの音の厚さから激しい音の効果まで作ることが可能になります。

ま と め

ピッチは現代の音楽では必要以上にキッチリ合わせて作っていきます。
ピッチが合っていることが正解という訳ではないですが、楽曲がキレイにまとまっていきます。

過去にビンテージ感のあるピアノの弾き語りを録りたくて、あえて調律をしていないピアノでレコーディングをしたこともあります。

やはりピッチがバッチリ合った楽曲と、調整していないそのままの楽曲では、工場で作られたキレイな形のコップと、陶芸で作った少しゆがんだカッコイイ湯呑みのような違いがあるような気がします。

今回は「ピッチ」をわかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

マサツム