こんにちは。マサツムです。
DTMといえばレコーディング。
レコーディングといえば機材。
そのレコーディング機材の中心となっているのはミキサー。
ということで今回は「ミキサー」を、わかりやすく簡潔(かんけつ)に説明しようと思います。
「ミキサー」って何?と聞かれた時に、今回の記事を参考にしていただければと思います!
ミキサーとは?
ミキサー(Mixer)とは、各楽器の音を集めて、ひとつにまとめコントロールする機材のことをいいます。
レコーディングスタジオで一番存在感をかもし出している、エンジニアとスピーカーの間にある大きい機材です。
価格でいうと数千万円するものもたくさんあります。
ライブの現場でも中心になるところで、専門のエンジニアが音をコントロールします。
楽曲を生み出す核になるのところで、操作にはかなりの知識と技術が必要です。
レコーディングスタジオやホール会場などに使われる大きなミキサーは「卓」と呼ばれることの方が多いです。
コンソールとも呼ばれます。
最近ではチャンネルの少ないコンパクトなものも普及していて、オーディオインターフェイス機能付きのものもあり、宅録のDTMでも活用されます。
DAWの中にミキサーエディット画面はありますが、実際にミキサー機材で触って確認するとわかりやすいです。
大きく分けると「アナログミキサー」か「デジタルミキサー」のタイプに分かれ、その中でもパワーアンプ内蔵の「パワードミキサー」など、使用用途によって選ぶ必要があります。
「アナログミキサー」と「デジタルミキサー」
DAWにもミキサーのエディットがあるので、DTMをやっている人ならミキサーの認識はあると思います。
そして実機のミキサーには、コンプやEQなどエフェクターと同じように「アナログ」と「デジタル」に分かれます。
それぞれ、メリット・デメリットはあります。
アナログミキサー
音の流れを直感的に把握でき、シンプルに調整できるミキサー。
メリット
- シンプルでわかりやすく扱いやすい。
- 音本来の素材のままコントロールできる。
- 価格が安い。
デメリット
- 接続が長くなっていくと音が多少劣化してしまう。
- 設定の保存機能がない。
- エフェクトなど便利な機能は内蔵されていない。
デジタルミキサー
音信号をデジタルに変えて、細かい処理までできるミキサー。
メリット
- ミキサー自体がコンパクト。
- 内蔵エフェクトなどが多機能。
- 設定の保存もできる。
デメリット
- 操作を覚えるのが大変。
- デジタル化による音の変化。
- 価格が高い。
「パワードミキサー」
ミキサーはパワーアンプを通し、スピーカーから音を出力します。
この標準のミキサーを「ラインミキサー」といいます。
なかには、パワーアンプが搭載され一体化しているミキサーもあります。
このミキサーを「パワードミキサー」といいます。
小・中規模な会場であれば、アンプ無しでもパワードミキサーが一台で、スピーカーから出力することができます。
デスクトップタイプのものとボックスタイプのものがあります。
パワードミキサーはライブの場面では需要がありますが、DTMでのレコーディング作業はラインミキサーを使います。
オーディオインターフェイス機能付きミキサー「YAMAHA AG03/AG06」
DTMの普及とYouTubeなどの音声入力のため、チャンネルの少ないオーディオインターフェイス機能付きのミキサーがとても人気があります。
中でもYAMAHA「AG03/AG06」は使用している人も多く、とても人気があります。
下の画像は「AG06」です。
ミキサーというよりオーディオインターフェイス色の方が強いですが、価格帯の中では音質も良く、コスパ最強と取り上げられることが多いです。
つまみ、操作もシンプルでわかりやすく、インプットジャックにはイラストが書いてあって、とても親切です。
もちろんファンタム電源も付いているので、コンデンサーマイクも使用できます。
EQ・コンプなどのエフェクトも内蔵されていて、「マーシャル」系のアンプシミュレーターも内蔵されています。
コンパクトで宅録DTM初心者にも最適でオススメです。
ま と め
音響専門学校での授業は、ミキサーを実際に触る実習授業がたくさんありました。
DTMをやる上でもミキサーの基本操作は習得必須だと思います。
EQやコンプの機材はいろいろ音作りの個性があって、たくさん欲しくなってしまいますが、それらをとりまとめるミキサーはやはり機材リーダーです。
今回は「ミキサー」をわかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム