『ENHANCED EQ』名機Pultec EQP-1Aサウンドを気軽に味わえる、KOMPLETE付属のEQ! 使ってみた・使い方レビュー

こんにちは。マサツムです。

今回は真空管EQNative Instrumentsの『ENHANCED EQの使ってみた感想を、わかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!

ENHANCED EQ使い方レビュー

まずはひとこと。

すごくナチュラルで扱いやすいEQ!

『ENHANCED EQ』の 特徴

  • Native Instrumentsの人気バンドル「KOMPLETE」シリーズの中のプラグイン。
  • 「Pultec EQP-1A」を元に作られた真空管EQ・プラグイン。

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使ってみた感想

今回紹介するのは、Native InstrumentsENHANCED EQというプラグインです。

Native Instruments人気バンドル「KOMPLETE」シリーズULTIMATE以上グレードの中に入っている、真空管パッシブEQです。

Native Instrumentsプラグインの中には、Softubeとの共同開発されたプラグインがたくさんあります。

このSoftubeとの共同開発シリーズがとても高品質で、評判通りとても良いソフトだと思います。

その中で、ヴィンテージ真空管EQで人気の名機Pultec EQP-1A」を元に作られたプラグイン『ENHANCED EQ』を紹介します。

Pultec EQP-1A使い方に少しクセがありながらもシンプルな作りですが、今回の『ENHANCED EQ』はそれをさらに分かりやすくした作りになっています。

Pultec系EQを使いたいけど、むずかしいという人には、まずこの『ENHANCED EQ』でしくみを把握するのもいいと思います。

Pultec系のEQと使い方

一般的なPultec系のモデリングのEQはこのようなパラメーターになっています。

VEQ-1Pレビュー

調整、味付けがとても音楽的で、たくさんの人が使用しています。
僕も全体的な調整のEQはPultec系のEQを使うことが多いです。

しかし、最初に使おうとしても、パッと見どれを動かせば何がどうなるのかわからない人がたくさんいます。

改めて『ENHANCED EQ』を見てみます。

ENHANCED EQ使い方レビュー

ツマミの配置と周波数の設定が少し変わっているだけで、非常に分かりやすくなります。

一番左が低域の調整

Low Frequency」で狙う周波数を設定して、「Boost」(ブースター音圧を上げる、「Cut」(アッテネーター)音圧を下げる、の調整をします。
上げるツマミと下げるツマミをどちらも上げると、相殺し合うのではなく独自のQが作られて音が変化する、Pultec系の特徴でもある音作りができます。
真ん中が高域の調整

High Frequency」で狙う周波数を設定して、「Boost」で音圧を上げて、右のツマミでQ幅の設定をします。
中高域のブーストが耳に痛いような上がり方ではなく、とても気持ち良いので、ドラムバス調整に使うと膜(まく)が剥がれて伸び伸びするような調整ができます。
右が高域のカットを調整

High Cut」で狙う周波数を設定して、「Cut」で音圧を下げる調整をします。
強まってしまった高域も、とてもナチュラルに押さえ込んでくれます。

Pultec EQP-1A」は中域の調整を補うためのEQVEQ-5」とセットにして使うことが多いですが、その代わり役がない分Frequencyの幅が広く設定してあるのだと思います。
これもまた、ひとつにまとまって分かりやすくて良いです。

Pultec系EQは使い慣れてくると、もうこれなしでは作業が進まないというくらい使用しています。
個人的には他のメーカーのものを使うことが多いですが、改めてNIの『ENHANCED EQ』を使ってみると、よくできていて扱いやすいと思いました。
持っているけど使っていない人も多いと思うので、ぜひ一度味わってみてほしいです!

ココが好き!

ナチュラルに音が抜けてくれる!

ナチュラルに低域の存在感を作ってくれる!

扱いやすい!

気になった点…

たまに中域の調整が別でしたくなります…。

こんな方にオススメ!

  • Pultec系EQが好きな人
  • ナチュラルな抜けを求めたい人
『ENHANCED EQ』の まとめ

まとめとしては「遠いところから大きな調整をするようなEQ」といったところでしょうか?

すごく使いやすく、変化の仕方も音楽的なので、音色をもう少し調整したいというときには本当に重宝するプラグインです。

Native Instrumentsの人気バンドル「KOMPLETE」シリーズに入っているプラグインなので、持っている人は多いと思います。
しかし、エフェクト系のプラグインはNative Instrumentsのソフトを、あまり使わないという人が多いです。

Native Instrumentsは人気があるだけあって、プラグインの良いポイントは抑えてあります。
ひと通り揃っているので、使って特徴を確かめる価値はあると思います。

特に「Softube」との共同開発シリーズはいまだに使えます。

今回は、「ENHANCED EQ」を簡潔(かんけつ)に魅力をまとめてみました!

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

マサツム

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