こんにちは。マサツムです。
トレモロはとても大好きなサウンドです。
曲を通して雰囲気のある音色にしたり、ポイントで使えば印象的なアレンジにもなります。
今回は、そんな「トレモロ」を、わかりやすく簡潔(かんけつ)に説明しようと思います。
「トレモロ」って何?と聞かれた時に、今回の記事を参考にしていただければと思います!
トレモロとは?
トレモロ(Tremolo)とは、音量を一定のテンポで変化させるエフェクトのことをいいます。
トレモロのエフェクターは古くからあり、音作りをするとビンテージ感が漂ってきます。
FenderやVoxのアンプにはトレモロが内蔵されているものもあります。
系統に分けるとモジュレーション系のエフェクターですが、空間系という人もいます。
そして、トレモロというと楽器の奏法にトレモロ奏法という演奏方法があります。
単音あるいは複数音を素早く連続で音を出す奏法で、「ピアノ」「バイオリン」「マンドリン」「ギター」「クラシックギター」など、それぞれの奏法があります。
トレモロ・エフェクトの使い方
トレモロのエフェクト効果は一定のリズムで「音を小さくして戻す」が繰り返されます。
リズムの動きがオシレーターのように「サイン波」「三角波」「矩形波」があり、選ぶ波形によって音の質感が変わってきます。
薄くかけると雰囲気のある気持ちの良い音色になり、矩形波で思いっきりかけると「ガッガッガッ・・」とザク切りしたマシンガンのような攻撃的な音になります。
主要となるパラメーター
RATE/SPEED
変化の周期の速さを調整。
プラグインではテンポ(BPM)にシンクできるものもあります。
DEPTH
音量の差を調整。
これを大きくすると変化が分かりやすくなります。
WAVE/LFO
波形を調整。
鋭くしたり柔らかくすることができます。
トレモロとビブラートの違い
トレモロとビブラートの効果は、どちらも音が揺れるというイメージですが効果は違います。
トレモロが音量差の揺れに対して、ビブラートはピッチの揺れです。
エレキギターには音を小刻みに変化させられるアームが付いているものがあります。
このアームはビブラートやチョーキングのような効果を付けることができますが、名前が「トレモロアーム」といいます。
シューゲイザーのギター音色作り
90年代の始め、シューゲイザーというブリティッシュロックのスタイルが流行しました。
ギターのフィードバックやノイズで音を埋めて、さらにトレモロなどモジュレーション系のエフェクトをかけて世界観を作り上げます。
代表的なバンドに「My Bloody Valentine」や「Ride」などがいますが、のちにシューゲイザーに影響を受けた日本バンドもたくさん出てきます。
ま と め
トレモロのしくみを理解していると、DTMでアレンジ中に「ちょっとトレモロっぽいフレーズ入れたいなぁ」と思った時、DAW上で簡単に作れるので便利です。
音作り優先でトレモロサウンドが作りたい時は、エフェクターを使って調整した方が、うねりの雰囲気が出るのでやはり実機をおすすめします。
今回は「トレモロ」をわかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム