こんにちは。マサツムです。
今回はチャンネル・ストリップ、wavesの『EMI TG12345』の使ってみた感想を、わかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!
まずはひとこと。
これぞビートルズサウンド!
『EMI TG12345』の 特徴
- 60後期〜70年代アビーロードスタジオで名盤を作ってきたコンソールをモデリング。
- コンプとEQがひとつになったチャンネルストリップ。
- wavesの「Abbey Road Collection」の中に入っているプラグインのひとつ。
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使ってみた感想
今回紹介するのは、wavesのAbbey Road Collectionの中に入っている『EMI TG12345』という伝説の名機コンソールを再現したプラグインです。
アビーロードスタジオに常設され、「ビートルズ」「ピンクフロイド」など数々の音楽を作ってきたレコーディング機材の中心となるミキシング・コンソール(ミキサー)を再現しています。
ビートルズのアルバム「Abbey Road」も、このコンソールで録音されました。
古き良きブリティッシュ・サウンド、これぞビートルズという音を再現するのには最高のプラグインです。
コンプもEQも結構パンチの効いたサウンドに変わります。
ドライブを上げれば、歪み方も大きく変化します。
ドラム・バスに使うとアンビエンスを表現できて、パンチの効いた音になりますが、少しクセがあるので調整はむずしいかもしれません。
単体のキック、スネアなどにはとても鋭く効果のある表現に変わってくれます。
EQは自由度が低く、細かく設定はできないので、大まかな音作りに仕様すると良いと思います。
クラシカルなロックサウンドには、とても重宝するツールです。
使い方
アタックタイムは1msの固定で「HOLD」でリダクションする時間を設定します。
「RECOVERY」でリダクションから戻る時間を「100ms/250ms/500ms/1sec/2sec/5sec」の6段階から設定できます。
「MIX」でコンプの原音とのバランスを設定します。
「SC-HP」でサイドチェイン・ハイパスフィルターを90Hz固定で利用できます。
このセッティングで音の捉え方がすごく変わります。
「EQ」(BASS + TREBLE)と「DYN」(DYNAMICS)と「PRES」(PRESENCE)の3つを入れ替えることができます。
PRESENCEをEQと分けることができて、どこで中高域を調整するかがポイントになります。
「TREBLE」ブーストはベルタイプで5kHz固定。カットはシェルピングで10kHz固定。
「PRESENCE」500Hzから10kHZを8段階で設定でき、ベルタイプでブースト・カットを調整。
「BASS」 ブースト・カットをシェルピングで50Hz固定。
EQは「BYPASS」のON/OFFも付いています。
「METER」はVUメータを、GR(ゲインリダクション)、IN(インプット)、OUT(アウトプット)に切り替えができます。
「SPREAD」でステレオの広がり効果を調整することができます。
「NOISE」実機同様のハムノイズを調整します。
「MONITOR」でモニター出力の方法を設定できます。
「CH SELECT」でチャンネル・コンフィギュレーションを切り替えます。左右の微妙なズレも実機を再現しています。
「DRIVE」で歪みの量を調整します。結構ハイ寄りな歪み方をします。
「OUTPUT」で出力レベルを調整します。
ココが好き!
古き良きクラシカルな音になる!
アンビエント感が気持ちいい!
GUIがかっこいい!
気になった点…
クセが強く使い所が偏(かたよ)る…。
EQでの細かい調整がむずかしい…。
こんな方にオススメ!
- クラシカルなロックサウンド、バンドサウンドが好きな人
- アビーロードスタジオが好きな人
『EMI TG12345』 の まとめ
まとめとしては「クラシカルなブリティッシュサウンドを味わえるプラグイン」といったところでしょうか?
昔のブリティッシュ音楽が好きな僕には、当時のレコーディングごっこをしているような感覚になり、アビーロードスタジオの機材を使って制作するのはワクワクします。
今回は、「EMI TG12345」を簡潔(かんけつ)に魅力をまとめてみました!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム
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