こんにちは。マサツムです。
今回はプラグインではないですが ZPLANE「decoda」の使ってみた感想を、わかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!
まずはひとこと。
ズバリ、耳コピ最強ツール!!
特 徴
- キー(調)、コード(和音)、bpm(テンポ)を自動検知
- MIDI情報を製作してエクスポートできる
- 狙った音だけを視聴可能
使ってみた感想
「decoda」はDAWの中でプラグインとして使うソフトではないのですが、DTMをしていてとてもよく使うソフトなので、今回レビューさせていただきます。
何ができるソフトかというと、曲を取り込んで曲を分析してくれるソフトです。
ズバリ、耳コピ援助ツールです!
親切なチュートリアル
「decoda」を立ち上げると、とても親切なチュートリアル画面が出てきます。
たくさんのチュートリアル再生動画が用意されていて、クリックすれば「YouTube」に飛んで動画が見れます。
よくある英語の製品チュートリアル動画なので雰囲気で確認です。
下にある「First steps」をクリックすれば、誘導されながら流れで使い方を覚えることができます。
ゲームでよくある最初の説明のような感覚で覚えることができます。
素晴らしい分析力
「decoda」は、楽曲データを取り込めば、数秒で分析してくれます。
分析して教えてくれる項目は以下になります。
こんなにたくさんの項目を、一瞬で分析してくれます。
分析が終わると以下のようなエディット画面になります。
① キー(調)
左下の隅っこに「C♯MIN」と書いてあるのが、この曲のキー(調)です。
精度が少し不安定ですが、むずかしいコード進行では自動検知は仕方のない範囲だと思います。
目安にはなります。
② コード(和音)
真ん中の大きな波形の上にある「A」「G♯」「C♯m」と書いてあるのが、コード(和音)です。
こちらも少し精度に欠けますが、濁(にご)った音でも感心してしまうほどコードを読み取ってくれます。
耳コピが苦手な方にはとても便利です。
③ bpm(テンポ)
右下の隅っこに「124BPM」と書いてあるのが、この曲のbpm(テンポ)です。
小数点のテンポは四捨五入されますが、かなり結構正確に取ってくれます。
手動で正確にテンポ出ししようと思ったら、少し時間がかかってしまいますが、「decoda」なら一瞬です。
④ 曲の構成
一番上にある「PartA」「PartB」「PartC」と書いてあるのが曲の構成です。
こちらも少し精度に欠けますが、これは人間が聴いて判断すれば良いと思うので、目安としては嬉しい機能です。
⑤ ピアノロール
右の少し上にあるちっちゃい波形のアイコンの下にある、鍵盤のアイコンをクリックすると、ピアノロールの画面に変わります。
そして、右の鍵盤アンコンの下のペンツールをクリックすると、ピアノロールをなぞりながらMIDIノートが作れます。
MIDIノートは書き出して、DAWで読み込むことができます。
カラオケを作るときに「decoda」は仕事を一気に進めてくれます。
コードやキーはすぐに「耳コピ」できても、BPMは分析するのにちょっと手間がかかります。
BPM検知ソフトはほかにもありますが、ついでにコードやキーがわかるので「decoda」で読み込めばメリットがたくさんあります。
ソフト立ち上げや音データの読み込みも一瞬でノンストレスです。
分析後にいろいろできる機能
「decoda」は検知した後、さらに細かく耳コピを追求できます。
下の三角の再生ボタン「▶︎」の右にある「◼︎」をクリックすると、右側に大きくエディット画面が現れます。
この画面で2mixの周波数、 定位(PAN)で把握(はあく)できるとても便利な画面です。
精度もかなり良いです。
そしてこの画面で聴きたい周波数、 定位を選択すれば、選択された音だけ聴くことができます。
この機能でギターだけ狙って音が聴けたり、ベースだけ狙って聴けるので、さらに耳コピがやりやすくなります。
もちろん他の音も少し拾ってしまいますが、十分耳コピに優しい機能です。
もう一度「◼︎」をクリックすると、今度は選択範囲以外の音が確認できます。
ベースだけ音を下げて、自分でベースを演奏して練習するみたいな使い方もできます。
右下のBPMの左にある「1/4」「1/2」「3/4」「1」を切り替えれば、曲のスピードを半分の速さ、1/4の速さなど、遅くして耳コピをしやすくできる機能です。
この機能を使えば早弾きなどのギターソロも、ゆっくりのスピードから練習するという使い方もできます。
ここが好き!
全ての機能が簡単にサクサクできる!
ソフトも軽く、動作もスムーズ!
作業工程よっては、かなり時間短縮できる!
気になった点…
少しコードの認識がずれるときが…。
DAWのなかで使いたい…。
ピアノロールをMIDIノートで検知して欲しい…。
こんな方にオススメ!
- 耳コピがしたいのに苦手な人
- 楽器初心者でゆっくり練習したい人
- カラオケ制作の仕事が多い人
ま と め
「decoda」はこんなにいろんなことができて、価格がリーズナブルです。
DTMerなら持っておいて損はないアイテムだと思います!
「気になった点」に「少しコードの認識がずれるときが…。」「DAWのなかで使いたい…。」「ピアノロールをMIDIノートで検知して欲しい…。」と書きましたが、これはどんどん進化して無敵のソフトになってほしいという、希望の機能として書きました。
多分、「decoda」はこれからもパワーアップしていくんじゃないかと思っています。
DTMをやり続ける限りずっと使うソフトだと思っています。
まだまだ紹介できていない機能はもちろんたくさんありますが、簡潔(かんけつ)に魅力をまとめてみました!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム