作曲テクニック09 〜ヒット曲の法則で作る作曲法01 <規則準備編>〜

こんにちは。マサツムです。

今回からヒット曲法則に習って作曲していく方法を記事にしたいと思います。

最初に書いてしまいますが、ヒット曲法則作曲するにあたって大事なのは、規則で作られた基本楽曲から、どうやって「耳に残る」「心を動かす」曲に持っていくかということです。

今まで僕が書いてきた理論なども取り入れながら説明していきますので、とりあえず、イントロ」「Aメロ」「Bメロ」「サビ」「エンディング1番だけを完成させる目標で進めていきます。

「曲先」と「メロ先」

楽曲は、コード(和音)があって、その中にメロディ(旋律)があって、それをいかすアレンジ(編曲)があって楽曲になります。

作曲には「曲先」「メロ先」があります。
先にカラオケ状態を作り、後からそれに合わせてメロディを作るのが「曲先」
メロディだけできて、それに合わせてコードリズムを作っていくのが「メロ先」です。

普通はメロディから作ることが多いですが、バンドを作る時などリフリズムを作りながらまずオケを作って、後からを作って乗っけるということはよくあります。

今回はまず、コード(和音)ルールにそって組み立てるところから楽曲を作っていく簡単な方法をお教えします。
その後、その規則的な楽曲をどのように手を加えれば、ヒット曲につながるのか説明していきます。

「コード」の規則「スリーコード」

に使われているコードはある程度ルールが決まっています。

骨組みとなるコード3つ、トニック(主音)ドミナント(属音)サブドミナント(下属音)ルート音(根音)に持つコード、これを曲のスリーコードといいます。
今までの記事でも書きましたが、この3つのコードが基本で、後はその平行調があれば大抵の曲は出来上がります。

今回はわかりやすく、Key「C」で作ります。
スリーコード平行調は以下になります。

  • C(トニック)の平行調はAm
  • G(ドミナント)の平行調はEm
  • F(サブドミナント)の平行調はDm

この6つのコードがあれば、ある程度のはできあがります。
すなわち、キーが「C」の曲は

「C」「G」「F」「Am」「Em」「Dm」

この6つのコードで骨組みが出来ています。

ヒットの法則からすると、この6つ以外のコードや、ノンダイアトニックスケールの音を含んだコードを使うとフックになり耳に残ります。

「小節」の規則「8小節」

冒頭に書いた目標構成イントロ」「Aメロ」「Bメロ」「サビ」「エンディングフォーマットを作ります。

一般的なJ-pop小節数8小節単位で構成されています。
これが崩れていると聴き心地が気持ち悪くなります
リスナーさんは8小節単位リズムが体に染み込んでいて、聴く時に自然8小節単位で展開が変わる構えになっています。

使用する構成フォーマット

  • 「イントロ」・・・8小節
  • 「Aメロ」・・・16小節
  • 「Bメロ」・・・8小節
  • 「サビ」・・・16小節
  • 「エンディング」・・・8小節
ヒットの法則からすると、小節数が変わったり、変拍子が入ったりするとフックになり耳に残ります。
ま と め

今回は基本のことしか書いていないですが、規則を知ることが大切です。

もちろん斬新(ざんしん)だから売れるという曲もありますが、曲に規則があるから「斬新」なものがあるのです。

引き続きヒット曲の法則で作る作曲法を書いていくのでよろしくお願いします!

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

マサツム

NEXT

作曲テクニック10 〜ヒット曲の法則で作る作曲法02 <規則実践編>〜