作曲テクニック10 〜ヒット曲の法則で作る作曲法02 <規則実践編>〜

こんにちは。マサツムです。

前回からヒット曲法則に習って作曲していく方法を記事にしていますが、今回も続きで作曲方法を書いていきます。

改めて書きますが、ヒット曲法則で作曲するにあたって大事なのは、規則で作られた基本楽曲から、どうやって「耳に残る」「心を動かす」曲に持っていくかということです。

今まで僕が書いてきた理論なども取り入れながら説明していきますので、とりあえず、イントロ」「Aメロ」「Bメロ」「サビ」「エンディング1番だけを完成させる目標で進めていきます。

「構成」に「コード」をハメていく

前回例に出した「使用するコード」「使用する構成フォーマット」に当てはめていきます。
Key「C」です。

使用するコード

「C」「G」「F」「Am」「Em」「Dm」

使用する構成フォーマット

  • 「イントロ」・・・8小節
  • 「Aメロ」・・・16小節
  • 「Bメロ」・・・8小節
  • 「サビ」・・・16小節
  • 「エンディング」・・・8小節

使用するコードダイアトニックコードのみです。

コード1小節1つずつ置いていきます。

作曲コード進行

決めた構成フォーマットに沿って1小節1コードずつ適当に置いてみました。
リズムに合わせてコードを鳴らせば、いちおう曲になっています。

規則に当てはめた解説

上記の当てはめたは、全くを作ったことのない人からすると、いちおうになっているのですごいと思う人もいるかもしれません。
しかしこれは全て規則に沿って型にはめた楽曲になっています。

このコードを流して一回で頭に残るでしょうか?
面白い箇所はあったでしょうか?

そこで考えてみます。
「綱渡り」
で例えると、スタートからゴールまで何もなく無事にたどり着いたら、能力はすごいけれど何にも心に残りません。
途中で不安定になり、何度も落ちそうになりながら渡りきったら、感動が倍増してしばらく心に残ります。

「映画」で例えると、最後まで何の事件も起こらず、主人公が幸せになっても何にも心に残りません。
途中でピンチになり、ハラハラドキドキしながら乗り越えて、主人公が幸せになったら一生心に残る映画になったりします。

このようにヒット曲名曲は安定と不安定をうまく取り入れて、一曲の中に心を揺さぶられるストーリーが作られています。

ま と め

今回のように一度にハメてみると、音楽グリッドから外れるということがどんな時かということがよくわかります。

人が耳を傾ける時は、そこには違和感があるからです。

白いキャンパス黒い点があるから、人は黒い点に目がいくのです。
次回はフォーマットの崩し方がヒット曲につながるという説明をしていこうと思います。

引き続き「ヒット曲の法則で作る作曲法」を書いていくのでよろしくお願いします!

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

マサツム

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