DTM音楽用語辞典094「ダイアトニックコード」とは?

こんにちは。マサツムです。

作曲にとっては欠かすことのできないワードダイアトニックコード」。

作曲に関わっていると必ず聞くフレーズだと思います。
ヒット曲にはかなり関係深い「ダイアトニックコード」を今回は分かりやすく簡潔(かんけつ)に説明しようと思います。

ダイアトニックコード」って何をするの?と聞かれた時に、今回の記事を参考にしていただければと思います!

ダイアトニックコードとは?

ダイアトニックコード(Diatonic Code)とは、その調(key)で使われるスケール7つ音(ダイアトニックスケール)のみで作られるコードのことをいいます。

曲作りの骨組みはコードです。
そのコード調によって、自然に使えるコードとそうでないコードがあります。

この自然に使えるコードダイアトニックコードです。
それ以外のコードノンダイアトニックコードといいます。

三和音、あるいは四和音で構成されることが多いですが、セブンスを注意すればテンションノートも組み込んでいけます。

ダイアトニックコードを確認

ダイアトニックコードダイアトニックスケールルート音に持つ、7種類が基本になります。
調(key)を「C」でいうと、「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」7音です。

三和音

基本の三和音7つコードは以下になります。
  • 「C」
  • 「Dm」
  • 「Em」
  • 「F」
  • 「G」
  • 「Am」
  • 「Bm-5」
ダイアトニックコード三和音

四和音

セブンスの入る四和音7つコードは以下になります。
  • 「CM7」
  • 「Dm7」
  • 「Em7」
  • 「FM7」
  • 「G7」
  • 「Am7」
  • 「Bm7-5」
ダイアトニックコード四和音

鍵盤で確認


「C」シーメジャー

「ド」「ミ」「ソ」

ダイアトニックコード_C

「CM7」シーメジャーセブン

「ド」「ミ」「ソ」「シ」

ダイアトニックコード_CM7

「Csus4」シーサスフォー

「ド」「ファ」「ソ」

ダイアトニックコード_Csus4

「C6」シーシックス

「ド」「ミ」「ソ」「ラ」

ダイアトニックコード_C6

「Cadd9」シーアドナイン

「ド」「ミ」「ソ」「レ」

ダイアトニックコード_Cadd9

「CM7(9)」シーメジャーセブンナイン

「ド」「ミ」「ソ」「シ」「レ」

ダイアトニックコード_CM9


「CM11」シーメジャーイレブン

「ド」「ミ」「ソ」「シ」「レ」「ファ」

ダイアトニックコード_CM11

「CM13」シーメジャーサーティーン

「ド」「ミ」「ソ」「シ」「レ」「ファ」「ラ」

ダイアトニックコード_CM13

ダイアトニックコードの考え方

ダイアトニックコードが自然な響きといっても、楽曲中にノンダイアトニックコードを使ってはいけないということではありません。
逆にダイアトニックコードノンダイアトニックコードを上手く使い分けて楽曲のストーリーに深みを付けていきます。
イラストを加えるような感覚で、ストーリー安定不安定を作っていきます。
ダイアトニックコードを感じながら作曲すると、この楽曲ストーリーの持って行き方が、少し変わってくると思います。
ま と め

作曲の基本のダイアトニックコードですが、音楽を聴いて過ごしてきた人なら自然と感覚で分かることだと思います。
こういった感覚で分かることも、理解できた上でコントロールできることが、作曲には大切なことだと思います。

感覚だけで作曲していくと、スランプもやってきます。
そんな時、音楽理論の基礎を振り返ると、新しい発見に出会えたりします。

今回は「ダイアトニックコード」をわかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

マサツム