DTM音楽用語辞典032「テンションノート」とは?

こんにちは。マサツムです。

和音(コード)についての続編ということで、テンションノートについて記事にしようと思います。

C9(ナインス)C11(イレブンス)C13(サーティーンス)、このようなコード音楽をやっている人なら一度は見たことあると思います。
音の響きなど覚えにくく、使い方に慣れていないとうまく取り入れられないですが、隠し味に使っていくと楽しくなってきます。

今回は「テンションノート」を誰にでも分かりやすく簡潔(かんけつ)に説明しようと思います。

「テンションノート」って何?と聞かれた時に、今回の記事を参考にしていただければと思います!

テンションノートとは?

テンションノート(Tension notes)とは、1オクターブ以上のコードに付け足す、おもに9度(ナインス)、11度(イレブンス)、13度(サーティーンス)のことをいいます。
1オクターブ内に収まる根音、3度、5度、6度、7度でできるコードコードトーンといい、テンションノートは基本的にこのコードトーン9度、11度、13度が付け足されてコードが作られます。

9度まではRock、pop、などでよく使われますが、あまり11度、13度は使われません。
ジャズボサノバなどでは11度、13度はよく出てきます。

重要なテンションノート9度

9度テンションコードは、ロックな使い方や爽やかな使い方などでたくさん出てきます。
5和音まで来るといろんなパターンがあり、さらに11度、13度と重なると非常にむずかしく、ミュージシャンでも使いこなせない人はたくさんいます。
そのなかでも楽曲の中で使いやすく、響きもわかりやすいものから覚えると良いです。

9度のよく使うコードKey「C」で説明します。

Cadd9(シーアドナイン)

」「」「」「

C9(シーナイン)

」「」「」「シ♭」「

C69(シーシックスナイン)

」「」「」「」「

Cm9(シーマイナーナイン)

」「ミ♭」「」「」「

テンションノートは基本的に四和音の上に乗せていきますが、「add9」7度の響きが入らないコードになっています。
「add9」3度の代わりに9度を使うことがあり、3度の音がないためメジャーマイナーかがわからない緊張感がある響きになります。

イレブンスとサーティーンス

11度13度の音は、ナインスコードに重ねてコードを鳴らします。

こちらもKey「C」で説明します。

C11(シーイレブンス)

」「」「」「シ♭」「」「ファ

C13(シーサーティーンス)

」「」「」「シ♭」「」「ファ」「

ここでポイントですが「C11」」「」「「C」シ♭」「」「ファ「B♭」コード同時に弾いているということです。
「C13」7度シ♭を挟んで」「」「「C」」「ファ」「「Dm」コード同時に弾いているということです。
「C」に他のコードが混ざって聴こえ、神秘的な広がった空間ができます。
ちなみに「C13」はすべての音階が同時に鳴る、ということになります。
ま と め

テンションノートを使ったコード緊張感深みを付けることができますが、楽曲の中でコードは骨組みのようなものなのでうまく使わないと、何が軸なのかわからなくなります。
(もちろん意図的にそういった曲もありますが‥)

まずは楽曲の中でワンポイントで使ってみるところからはじめて、テンションコードに慣れると良いです。

今回は「テンションノート」をわかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

マサツム