作曲テクニック11 〜ヒット曲の法則で作る作曲法03 <コードアレンジ編>〜

こんにちは。マサツムです。

ヒット曲法則に習って作曲していく方法」を記事にして3回目になりますが、今回も続きで作曲方法を書いていきます。

改めて書きますが、ヒット曲法則で作曲するにあたって大事なのは、規則で作られた基本楽曲から、どうやって「耳に残る」「心を動かす」曲に持っていくかということです。

今まで僕が書いてきた理論なども取り入れながら説明していきますので、とりあえず、イントロ」「Aメロ」「Bメロ」「サビ」「エンディング1番だけを完成させる目標で進めていきます。

「コード」の不安定と安定

前回説明した基本コード「C」「G」「F」「Am」「Em」「Dm」で、規則的に並べたコードが以下になります。

作曲コード進行

 

今回はこれらのコード同主調も取り入れていきます。
Key「C」主役なので今回は同主調にしません。

基本のコードを同主調

  • 「G」→「Gm」
  • 「F」→「Fm」
  • 「Am」→「A」
  • 「Em」→「E」
  • 「Dm」→「D」

ダイアトニックコード同主調ノンダイアトニックコードです。

曲中にノンダイアトニックコードが出てくると、そこには不安定が生まれます。
コード不安定になると安定に戻りたくなる性質があります。
まさしく前回例えて書いた「綱渡り」です。

コードも今回は単純に1小節1つずつという置き方はしません。

小節数も少し変則的に付け加えてみます。

構成フォーマットに少し小節を追加

  • 「イントロ」・・・8小節 + 2小節
  • 「Aメロ」・・・16小節
  • 「Bメロ」・・・8小節 + 1小節
  • 「サビ」・・・16小節 + 2小節
  • 「エンディング」・・・8小節

これらによって修正を加えたのが以下になります。

作曲コード進行

 

少し強引に詰め込んだ感はありますが、規則で並べたものより心が動くポイントがいくつかできたと思います。

ま と め

楽曲のグリッドから外れることによって「人を振り向かせ、心を動かすことができる」という記事を書かせていただきました。
そしてヒット曲にはこの「人を振り向かせ、心を動かすことができる」という要素が入っています。

もちろん他にも、セブンスやテンションノートを使ったり、別のコードを使って安定と不安定を作ることもよくありますが、ひとまず基本の作りからの崩し方ということで説明しました。

今回は転調なしの楽曲の中に作られる安定と不安定を説明しましたが、転調が入ってくるとまたさらに、心を動かすテクニックがたくさんあるので、次回記事にしようと思います!

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

マサツム