こんにちは。マサツムです。
DTMができるようになると、自分の作った曲を形にしたくなってくると思います。
作曲というとどこから手をつけて良いかわからないという人がたくさんいます。
そこで独自の作曲法や曲の作りの考え方などを連載で記事にしてみようと思います。
第1章 基礎知識編 〜その2〜
今回は「コードの関係性」です。
説明はわかりやすく、基本的にKeyは「C」ということで進めていこうと思います。
なかよしコード「平行調」
「平行調(へいこうちょう)」とは調号(楽譜のト音記号の右に付く#の数)が同じ、メジャースケールとマイナースケールの関係性のことです。代理コードとも言われます。
スケールを弾き始める音が違うだけで、使っている音は一緒です。
メジャースケールの短3度下(12音階で分けた3つ下)から弾き始めると平行調のマイナースケールになります。
C(シーメジャー)の平行調はAm(エーマイナー)になります。
Cメジャースケールをルート音にもつコードの平行調
- D = Bm
- E = C#m
- F = Dm
- G = Em
- A = F#m
- B = G#m
曲中に「コードの音は合って聴こえるけど、何かイメージが違う」というときなど、平行調のコードに置き換えるとしっくりくるということがよくあります。
ということで「平行調」はよく似ているなかよしコードと言えます。
性格の違い「同主調」
「同主調(どうしゅちょう)」とは同じルート音のメジャースケールとマイナースケールです。
C(シーメジャー)の同主調はCm(シーマイナー)になります。
Cメジャースケールをルート音にもつコードの同主調
- D = Dm
- E = Em
- F = Fm
- G = Gm
- A = Am
- B = Bm
メジャースケールの曲中では、主調(曲のkeyのコード)が同主調のマイナーになることはほとんどないですが、属調(ドミナント)と下属調(サブドミナント)が同主調のマイナーになることがとてもよくあります。Keyが C の場合、属調は G 、下属調は F になります。
真面目な「ダイアトニックコード」
「ダイアトニックコード」という言葉をよく耳にすると思います。
「ダイアトニックコード」とは、「ダイアトニックスケール」(全音階)で使われる7つの音だけ使って作られるコードをいいます。
Cメジャースケールでとても分かりやすく説明すると「黒鍵」を使わない。「白鍵」だけ使ってコードを作ることです。
Cメジャースケールで例えると
- C(M7) = ド・ミ・ソ(シ)
- Dm(7) = レ・ファ・ラ(ド)
- Em(7) = ミ・ソ・シ(レ)
- F(M7) = ファ・ラ・ド(ミ)
- G(7) = ソ・シ・レ(ファ)
- Am(7) = ラ・ド・ミ(ソ)
- Bm(7)-5 = シ・レ・ファ(ラ)
です。全て「白鍵」しか使っていません。
規則の中の音でコードを作るので、「ダイアトニックコード」はとても真面目なコードと言えます。
曲を聴いていると「これはダイアトニックスケールではない音(ノンダイアトニックスケール)を使ってる!」と気づけるようになります。
曲中のコードの関係性、使い方などは「第2章 実践編」で連載していこうと思います!
コードの引き出しを増やすために
何か曲を聴いて『これはメジャーコード!これはマイナーコード!』とわかるようになってきたら、次の4和音コードを聴いてわかるように覚える。という流れで少しずつコードを覚えていくといいと思います。
積み重ねていって、響(ひび)きだけでコード名が分かるようになると曲作りにはかなり有利です。
そこまでくればメロディとコードが自由に頭に浮かぶと思います。
ま と め
コードを聴くだけでわかるようになれば、曲作りのクオリティが格段(かくだん)にアップします。
僕自身、5歳から「音感」を習っていて、ピアノの「単音」「和音」をくり返し言い当てるということを毎週やっていました。
それもあって今では音の響きを聴いただけでコードがだいたい判別(はんべつ)できます。
小さな頃から「音感」を鍛えるのは生涯音楽をやっていくにはとても役立つかもしれません!
他にも作曲のテクニックはたくさんあるので
独自の作曲方法、考え方を連載していこうと思います!!
次回はとても重要なコード「セブンス」についてを紹介しようと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム
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