こんにちは。マサツムです。
今回はピッチ補正ソフト、Celemonyの『Melodyne 5』の使ってみた感想を、わかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!
まずはひとこと。
また音が良くなっている最強ピッチ補正!
「Melodyne 5」特 徴
- 大定番のピッチ補正ソフト
- 歌以外の楽器でも大活躍
- ギターなどの和音も一音ずつ認識、調整可能
「Melodyne 5」使ってみた感想
「Melodyne(メロダイン)」は初期の頃から使用していて、僕とともにアップデートしてきたピッチ補正ソフトです。
他にもピッチ補正ソフトを使ってきましたが、完全にメロダイン信者です。
アップデートするたびに「音がよくなっている!」という印象を受けながら進化しています。
Melodyneは特にボーカルの調整に特化していて、細かいところまで調整が可能になっています。
初期の頃はやはりピッチを修正すると声質が変わってしまうので、Melodyneを使ってピンポイントで一語一語修正して置き換えるという使い方をしていました。
これでも当時は簡単にピッチ修正ができると画期的だったのですが、中でも歯擦音(しさつおん「Sibilant」)に関してはMelodyneに取り込むとどうしても音が変わっていまい、手動で子音の箇所を調整して劣化を最小限にしながら修正していました。
アップデートするたびに音質が良くなり、「Melodyne 4」になった時に歯擦音がかなり良くなり、それからは歌データを全て取り込んで調整しています。
特に僕が気に入っているのが、別テイクで録音した音でつながりが不自然な状態でも、間のオレンジの線をドラッグして調整し滑らかにすると、すごくナチュラルになります。
歌以外でもベースも楽器録音した時は使うことが多いです。
力(りき)んでピッチが不安定になった箇所など、調整することによって楽曲が安定します。
ベースにメロダインを使用しているエンジニアさんは多いです。
メロダインは和音が認識できるようになってからは、ギターのコードなどピンポイントで修正に使っています。
ミスタッチなどもこれで除去しています。
「Melodyne 4」になってからは、メロダインの中でEQや倍音の調整もできて、取り込んだ音をシンセのような音作りもできるようになっています。
アレンジしていてどうしてもイメージの音色、フレーズにならない時など、メロダインに突っ込んでイラストを書くように音を触ってみるとイメージの音にできたりするので、僕はピッチ補正以外でも大活躍しています。
もう本当にどんどん進化して無敵状態になってきています。
Melodyne 5になって感動した機能
今回「Melodyne 4」から「Melodyne 5」になって嬉しい進化を解説します。
「Melodyne 5」になって、この歯擦音が認識されて別調整ができるようになっています。
これにはビックリしてメロダインの信頼度がさらにアップしました。
今回から歯擦音を感知すると画像のように子音の箇所が縦線のシマシマ状態になっています。
カーソルを「歯擦音バランスツール」に変えて、マウスで掴み下にドラッグすると歯擦音の部分だけ小さくなり、上にドラッグすると母音だけ小さくなります。
今までは分割ツールで子音と母音に分けて調整していたのでこれはかなり効率アップです!
そして、フェードイン、フェードアウト効果です。
これは前々から気軽にできたらいいのになと思っていた機能なので嬉しすぎる機能です!
カーソルを「フェードツール」に変えて、発音あたりでマウスで掴み右にドラッグするとフェードインができ、語尾あたりで左にドラッグするとフェードアウトができます。
今までは分割ツールで細かく分けて手動でフェードをかけていましたが、不自然になる場合はオーディオファイルにしてフェードをかけていました。
今回のこの機能で自然にできて効率もアップで、僕にとっては大きな進化でした。
ココが好き!
進化し続ける安心のピッチ補正ソフト!
自分が歌っているかのように補正できる!
気になった点…
僕は慣れていますが、拡大縮小に手間取る人が多いです…。
こんな方にオススメ!
- ボーカル処理をたくさんする人
- 生演奏録音が多い人
ま と め
まとめとしては「これ以上の進化が想像できないピッチ補正ソフト」といったところでしょうか?
あえて進化を求めるなら大きくピッチを修正した時に、AIがその人の高い声、低い声の声質を作り出せたらと思う時があります。
フォルマントの調整でできるだけ自然に調整はできますが、AIがそれを完璧に作り上げたらすごいなと思います!
作業する方の環境にもよりますが、僕はレコーディング修正、アレンジ、ミックスをする環境でメロダインがないと仕事ができません!
たぶん僕にとっては一番必要なソフトであるからこそ常にアップデートしながらメロダインと歩んでいます。
まだまだ紹介できていない機能はもちろんたくさんありますが、「Melodyne 5」を簡潔(かんけつ)に魅力をまとめてみました!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム