こんにちは。マサツムです。
作曲・編曲の楽しさのひとつに音作りがあります。
時間が許されるのなら、ずっと音作りで遊びながら曲作りをしたいくらいです。
今回は、その音作りに必要な「エフェクター」を、わかりやすく簡潔(かんけつ)に説明しようと思います。
「エフェクター」って何?と聞かれた時に、今回の記事を参考にしていただければと思います!
エフェクターとは?
エフェクター(Effector)とは、楽器の音を加工して変化させる機材のことをいいます。
エフェクトといえば、音だけではなく画像や映像で効果を加える時にも使う用語です。
クリエイティブな作品を作るには、とても重要になる機材・効果です。
キーボードやシンセにはエフェクト機能が搭載されていることが多いのですが、ギターは本体とアンプの間にエフェクターをつないで音に効果を加えます。
ラックタイプのものや、足元に置くストンプタイプがあります。
エフェクターの種類もたくさんあり、初心者の人は効果の違いを覚えるのに相当な時間がかかると思います。
エフェクターの種類
エフェクターはいろんな種類に分けられます。
そして、そこから特徴によってまた分けられていきます。
更にいうと、そのエフェクターのパラメーターも、役割をだいたい覚えていかなければなりません。
まずは系統にどんなものがあるかを把握(はあく)すると良いと思います。
歪み系
オーバードライブ
入力信号を増幅させて音を歪ませた、芯のある歪み。
ディストーション
ダイオードでクリッピングさせて歪ませた、オーバードライブよりも歪みの強い効果。
ファズ
アンプが壊れたような、倍音を多く含んだ荒々しい歪み。
空間系(残響音、反復音)
ディレイ/エコー
反復音を減衰させて、やまびこのような効果を作る。
リバーブ
部屋の残響音のような効果を作る。
レベル調整系
コンプレッサー/リミッター
大きい音を圧縮して、全体の音の粒を揃えて音圧を上げる。
ボリュームペダル
音量の大きさをコントロールできるペダル。
周波数調整系
イコライザー(EQ)
狙った周波数帯域の調整ができる。
ディエッサー
高域の狙った周波数帯域をダイナミクスで抑える。
フィルター/エンベロープ・フィルター
狙った周波数帯域をカットしたり、変化させて個性的な音を作る。
ワウ
強調したい周波数のフリケンシーを動かす。
倍音調整系
エンハンサー/エキサイター
原音から倍音を作り出して、音に厚みをつける。
サチュレーター
歪みを作り、倍音を加えて暖かな音にする。
モジュレーション系
コーラス
原音をずらし、遅延と位相によって音に厚みやきらびやかさを作る。
フランジャー
コーラスの原理で大きく音を揺らすことができる。
フェイザー
周波数の異なる位相を干渉させてうねりを作る。
トレモロ
一定のリズムで音量を変化させる。
ピッチ系
オクターバー
オクターブの音を重ねる。
ピッチシフター
ピッチを変える。
ワーミーペダル
ピッチを自由に変化させるペダル。
リングモジュレーター
ベクトルの違う2つの周波数の音を掛け合わせ、ベルのような不思議な音を作る。
ノイズ除去系
ノイズゲート/ノイズサプレッサー
入ってくる小さなノイズ信号をカットする。
ノイズリダクション
狙った周波数のノイズをカットする。
劣化系
ローファイ
レンジを狭くしたり、歪ませたりして古い音に変える。
ビットクラッシャー
音の解像度(ビット)を下げて、壊れかけた音を作る。
上記の系統分けは違った解釈やダブった系統のものもあるかもしれませんが、あくまでも参考までに分けてみました。
サチュレーターは歪み系の方がイメージに近いかもしれませんし、ワウもオートワウになるとモジュレーション系になるかしれません。
モジュレーション系を空間系という人もいます。
ま と め
DAWの初期状態でエフェクターのプラグインはある程度の種類は付いています。
エフェクト効果をしっかり把握して、足りないものは買い足していき、一通りのエフェクトをかけれる状態のDTM環境にしておきたいです。
今回は「エフェクター」をわかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム