DTMの上達法06「打ち込みのコツ〜生ベース〜」

DTM DTM上達法ベース打ち込み

こんにちは。マサツムです。

ベース楽器を弾いて録音する場合が多いですが、生ベースは意外とミックスが難しくて、打ち込みする人が多いです。
ベース
が弾けない人はもちろん打ち込みベーストラックを制作すると思います。

第六回打ち込みのコツ〜生ベース〜

ジャンルにもよりますがベース単調に打ち込んでしまうと、全体で聴くと浮いて聴こえる時があります。
今回はベースを曲になじませるためのコツを書こうと思います!

ベースはリズム隊

ベースドラムと同じ「リズム隊」です。
ギターと楽器自体の形が似ているため、同じような楽器に見られがちですが、音楽役割的にはベースドラムに近いです。
というわけで、ベースを打ち込む時はリズムのノリ、グルーヴが大切になります。

人間味を出すための基本的なビートや、スウィング、強弱のつけ方はドラム打ち込みと同じです。

の移り変わる瞬間に、その高さに向かってスライドを入れると、単調さが少し薄れます。

ベタでそのまま打ち込んだ 8ビートと、上記の技法を取り入れた 8ビートを聴き比べてみてください。

ベタ打ちの8ビート

スウィング、強弱、スライドを付けた8ビート


ベタ打ちと比べてずいぶん人間味が出たと思います。
楽曲の中で、一瞬でも人間味を感じるとリアル感が出てきます。

ゴーストノートを入れる

楽器演奏には、ゴーストノートというが隠れています。
おもに休符「ウンッ」のところに「コッ」という小さなミュート音が入ります。

ゴーストノート演奏する時に、リズムを取るとさりげなく出るなので、これを打ち込みに取り入れるとリズムを取っている感じが伝わり、とても人間味が出ます。

キースイッチなどでゴーストノートを入れられるのであれば活用した方が良いです。
キースイッチがない場合は、音程がわかりづらいくらいの低い音で、すごく短く小さな音で入れるとゴーストノートニュアンスが作れます。

16分ノリファンキーな曲調にはゴーストノートがかなり効いてポイントになります。

ゴーストノートなしのフレーズ

ゴーストノートありのフレーズ


打ち込みはどちらもベタで打ち込んでいますが、さりげなくゴーストノートが入るだけでノリが出たと思います。
音量は小さく、気づかれないドラムスネアのような効果を加えてくれます。

ま と め

ベースが崩れると曲全体が不安定になってしまいますが、単調だとやはり聴いてても抑揚(よくよう)が少なく、おもしろくないです。
安定したベースの中でクセがさりげなく入る、そんな打ち込みができるようになると、現在のベース音源のクオリティからすれば、本物と思ってしまうベースが打ち込めるようになります!

ほかにもDTM上達の情報をどんどん書いていこうと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

マサツム