DTM音楽用語064「グルーヴ」とは?

こんにちは。マサツムです。

今まで人生の中で音楽をやってきて、一番質問され、仲間と議論を続けてきた言葉「グルーヴ」。

特にバンド活動をしていると、この言葉が常について回ります。
グルーヴに関しては人それぞれ違う意見もあるかと思いますが、プロ10年以上バンド活動していた僕の思う「グルーヴ」の考えを、誰にでも分かりやすく簡潔(かんけつ)に説明しようと思います。

グルーヴ」って何?と聞かれた時に、今回の記事を参考にしていただければと思います!

グルーヴとは?

グルーヴ(groove)とは、リズムピッタリの間隔でが鳴っているのではなく、ズレ(溜め)から生じられる波、うねりがあるリズムのことをいいます。
しかしこれは人によって、定義(ていぎ)が曖昧(あいまい)で、正解がありません。

ノリ自体をグルーヴという人もいます。
溜めること自体をグルーヴという人もいます。
息のあったアンサンブル一体感グルーヴという人もいます。
打ち込んだ正確なリズムでも「この空間にグルーヴがある」なんていう人もいます。

一般的によく言われるのは、やはりズレ(溜め)から生じられるうねりリズムで、2拍4拍が溜まって(8ビートでいうスネアタイミンググルーヴを生み出すといわれます。
もっと細かくわけて16ビート・16シャッフルグルグルうねらせる、これもグルーヴです。

もっと言ってしまえば、強弱でうねらせる、これもグルーヴを感じさせる要因にもなります。

こういったリズムの抑揚で心を動かされる、これがグルーヴです。

ジャズ、ファンク、ソウル、レゲエといったブラックミュージックルーツにある音楽グルーヴをよく使われます。
HIP HOPでもグルーヴのあるリズムを積極的に作ってループさせ、心が踊るリズムをの上で歌を表現します。

形容詞で、グルーヴィーという使い方もします。

アンサンブルのグルーヴ

グルーヴリズムにだけ焦点(しょうてん)を当てるのではなく、冒頭で書いたようにバンドアンサンンブルでも使われます。
「このバンドサウンドにはグルーヴがある」といった使われ方をします。
呼吸の合ったリズムが一丸となって、うねりになって生まれたサウンドグルーヴが宿るのだと思います。

みんなで一丸となるためには「せーのっ」とか「よいしょっ」といった掛け声で息を合わせます。
まさにこの「せーのっ」とか「よいしょっ」がグルーヴです。

これがうねりを生み出します。

わかりやすくイラストで説明します。

グルーヴをわかりやすくイラストで

8ビートに合わせて「せーのっ」「よいしょっ」と口に出すと、自然とグルーヴが生まれてきます。

僕は、学生時代、音楽のコンテストにたくさん出てきました。
高校生の大会などは、特に上手さよりグルーヴを優先されて審査されていました。
高校生のバンドは技術的にまだ発展途上の状態ですが、そういった頃のバンドは練習量でグルーヴが出てきます。
一人一人の技術はなくてもバンド全体でグルーヴが一致していきます。
練習し続けて呼吸が合うということです。
バンドの良さはきっちりリズムが合って演奏できるのではなく、息が合った演奏を表現できるということだと思います。

 

リズムのグルーヴを音で聴いて比較

ここで一般によく言われるリズムのみに焦点(しょうてん)を当てて比較してみます。
少しわかりにくいかもしれませんが、このわかりにくい体感グルーヴといえます。

ベタ打ち込み

まずはジャストベタで打ち込んだ、グルーヴ感のない基本の8ビートドラムです。

少しグルーヴを加える

続いて基本の8ビート「2拍」「4拍」を少しためて、その前後の裏拍も少しだけためて、グラデーションになるように打ち込んでうねりを作ります。

少し16の要素を加える

最後に上のグルーヴを作ったものに、16の要素を加えてこまかいリズムの中にうねりを感じるように作ります。

 

HIP-HOPなど、ドラムのループ素材を使うジャンルは、わざとすごくタメを作った小節をループさせて、独特なタイム感とノリを作ります。
グルーヴ感のあるリズムの上でメッセージ性のある言葉を乗せて、かっこいい雰囲気を作るというのが主流になっています。

持って生まれたグルーヴ感

僕はいままでたくさんのドラマーセッションしてきました。

技術的に上手い下手はありますが、そのなかでもこのグルーヴ感というのは、持っている人と持っていない人に分かれます。
初心者でもキックスネアを叩くだけで、良いグルーヴ感を感じる人もいます。

運動神経の良い人はドラムが上手いというのは有名な話ですが、それはグルーヴ感を体に持っていて、スポーツをしてもパワー躍動していくのだと思います。

ブラックミュージックグルーヴ感を感じられる音楽が多いのは、その人種の人たちは生まれ持った体感があるのだと思います。

ま と め

「グルーヴとは何ですか?」という質問をたくさんされてきましたが、これだという答えはなかなか出てきません。
やはり、わかるかわからないかのうねり感がグルーヴだと思うので、みなさん「どれのことがグルーヴかわからない」という結果になるのだと思います。
「このグルーヴを感じてみて」といわれても「グルーヴとは何ですか?」につながってしまいます。

またその定義がたくさんあるところが音楽の面白いところです。

今回は「グルーヴ」をわかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

マサツム