『API550』定番のアメリカン・サウンドを! 使ってみた・使い方レビュー

こんにちは。マサツムです。

今回はパラメトリック・イコライザーwavesの『API 550の使ってみた感想を、わかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!

API550A使い方レビュー

API550使い方レビュー

まずはひとこと。

ポップにロックに扱いやすい抜けた音に!

特 徴

  • 60年代後半から活躍した伝説の名機をモデリング。
  • 「API 550A」「API 550B」の2つのタイプがある。
  • クリップレベルまで+30dBと高いヘッドルーム
  • たくさんの作品を産んだ優秀なプラグイン。

使ってみた感想

今回紹介するのは、wavesAPI 550というプラグインです。
60年代後半からロックポップスを支えてきた名機のモデリング・プラグインです。
80年代音楽にもたくさん活躍したEQで、パキッとしたアメリカンサウンドの印象です。

シンプルパラメトリック・イコライザー3バンドで調整ができるAPI 550Aと、4バンドで調整ができるAPI 550B2つタイプがあります。

Qの幅も上がり具合で変化する「Propotional Q」で音楽的な調整ができます。

API 550Bオーバーラップができる4バンドEQで、より細かい設定ができ、マスタリングにも使える使用頻度の高いプラグインです。

楽器ドラムギタープラッシュアップでき、個人的にはピアノの調整にこのEQを使うことが多いです。

APIシリーズは音作りがしやすく、とても人気のあるシリーズです。

使い方

API550使い方レビュー

共通している操作は、各帯域を調整するツマミで の青いリングのツマミをドラッグして横に動かすと狙う帯域を青い数字から選び、 の奥にあるツマミをドラッグして縦に動かすとブースト・カットを調整できます。
のパラメーターは±12dBから設定できますが、2か3dBの単位で10段階に分かれています。
狙う周波数帯域も
LF」50/100/200/300/400Hz
MF」400/800/1500/3000/5000Hz
HF」5000/7000/10000/12500/15000Hz
というように数値が曖昧ではなく、きっちり分かれています。
こういったところもAPIシリーズの特徴です。

で出力の設定が調整できます。
POL」で位相の反転、「ANALOG」で実機のノイズを表現、「OUTPUT」で出力量を設定します。

API550Aの方には の「FLTR」では独立してバンドパスフィルターをかけることができます。
APIらしい音の収まり方になってくれます。

で「LF」「HF」をベルかシェルピングの設定ができます。
IN」でプラグインのON/OFFの設定ができます。

API 560

APIのイコライザーには、グラフィックイコライザーの「API 560」という機種もあります。
DTMではあまりグライコは登場しませんが、操作は見たまんまなのでわかりやすいです。
分かれている帯域もわかりやすく、31Hzから2倍に増えて16kHzまで10段階で調整できます。

API 550との音質は通した時に若干違いがあります。
楽器の音作りはAPI 550の方が直感で作れるかもしれません。

API560使い方レビュー

ココが好き!

タイトに聴こえやすくできる!

ピアノがイキイキする!

気になった点…

マウスでの設定は少々困難かも…。

こんな方にオススメ!

  • アメリカンなサウンドが好きな
  • 定番の実機が好きな人
ま と め

まとめとしては「定番のキチッとした優等生EQ」といったところでしょうか?

APIのシリーズは定番で間違いがなく、良い音を作ってくれるので、持っておきたいアイテムだと思います。

今回は、「API 550」を簡潔(かんけつ)に魅力をまとめてみました!

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

マサツム