こんにちは。マサツムです。
近親調(きんしんちょう)は、あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、スリーコードを含めるこの近親調のコードを使えば世の中の曲の半分以上ができてしまうくらい、曲作りの答えみたいなワードです。
作曲家を目指す人は、近親調という言葉よりもどんなコードのことを指すのかを覚えるのは必須です。
今回は「近親調」を誰にでも分かりやすく簡潔(かんけつ)に説明しようと思います。
「近親調」って何?と聞かれた時に、今回の記事を参考にしていただければと思います!
近親調とは?
近親調(related keys)とは、「主調(トニック)の平行調と同主調」「属調(ドミナント)の平行調と同主調」「下属調(サブドミナント)の平行調と同主調」の9つのコードのことをいいます。
世の中にある楽曲はほとんどこの近親調で出来上がります。
違ったコードを使ったとしても何かしら近親調のコードと関係しているというくらい、作曲において重要な知識です。
近親調のことを関係調と呼ぶこともあります。
そして、近親調以外のコードのことはを遠隔調といいます。
みんな親戚「近親調」
近親調の関係性が分かる表
表をコードに置き換える
わかりやすく、この表にKeyが「C」だった場合のコードを入れてみます。(図2)
Keyが「C」の曲に使われるコードがでてきました。
真ん中の縦のラインがスリーコードです。
すべての縦のライン、横のラインが規則的に関係性を持って並んでいるのがわかります。
まさしく親戚の家系図のようです。
近親調で曲作りのコツ
上記の表で出てきたコードを使って曲を作ってみましょう。
曲のKeyの主調(トニック)の同主調はあまり使うことはないですが(KeyがCの場合はCm)、ほかのコードは1曲の中にすごくでてきます。
スリーコードを軸に考えて、代理コードで平行調に置き換えたり、ノンダイアトニックコードの同主調を合間に入れて安定と不安定を作り、曲に抑揚(よくよう)をつけていきます。
「ここでこのコードに置き換えると、こんな響きになるんだぁ」というように、まずは近親調の中でコード進行の感覚を憶えることが大切です。
曲作りのステップ
- スリーコード曲を作ってみる。
- スリーコードに平行調を取り入れてみる。
- 近親調を意識して曲を作ってみる。
ま と め
作曲・編曲は経験が大事です。
しかし基本がしみ込んでいるのといないのとでは、その経験の活かし方が違ってきます。
今回は「近親調」をわかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム