こんにちは。マサツムです。
音楽の中では、音が出ればそれは楽器の役割を果たします。
たとえノイズであってもです。
今回は、ノイズを活かした定番の効果音「スクラッチ」を、わかりやすく簡潔(かんけつ)に説明しようと思います。
「スクラッチ」って何?と聞かれた時に、今回の記事を参考にしていただければと思います!
スクラッチとは?
スクラッチ(Scratch)とは、ターンテーブルを使ってレコード盤を針でこすった、DJスクラッチと呼ばれる「ジュクジュク」「キュルキュ」「ジューン」といった音のことをいいます。
直訳は「引っかく」や「こする」「削る」といった意味がありますが、音楽でいうとこのレコードの針がこすれるノイズ(スクラッチノイズ)を指すことが多いです。
ギターの弦をピックでこすり付けて音を出すことも、スクラッチあるいはピックスクラッチといいます。
DJスクラッチは音を出すことさえむずかしいのに、それを気持ちよくリズムに乗せていくというのは、なかなかむずかしい技術です。
単純な楽器というわけではなく特殊な音の出し方なので、楽曲のオシャレ度もグッと上がります。
スクラッチの使い方
DJスクラッチ
スクラッチノイズがよく使われているジャンルはヒップホップで、ターンテーブルを使ってスクラッチとレコードの中のフレーズをリフにして、グルーヴを作っていくといった使い方をします。
楽曲の中に効果音として加えていきますが、すごいテクニックで、間奏にソロとして入れる場合もあります。
ポップスでも小節のつなぎ目のフィルとして使うのも効果的です。
DTMでは素材の音やサンプラーを使って組み込んでいきます。
アレンジでは有効的な効果音なので、いろんな種類のスクラッチサンプルを持っているととても便利です。
演奏データをテープマシンなどのソフトで「テープストップ」を使うと、スクラッチに似た効果を作ることもできます。
ピックスクラッチ
ギターでのピックスクラッチは、ロックでセクションが切り替わる手前で、効果音として入れることがよくあります。
やり方は人それぞれですが、一般的にピックの背中を6弦に押し当ててヘッド方向に擦り付けて「ジュキューン」という音を出します。
6弦と5弦の間にピックを押し当てて2本の弦に擦り付ける人もいます。
ギターの音が歪めば歪むほど、より激しいピックスクラッチの音になります。
ライブパフォーマンス
ライブでターンテーブルを使ってDJスクラッチをすると、「レコードの音で遊ぶ」といった感覚で、とても表現力のある目を引くパフォーマンスになります。
スクラッチのまとめ
DJスクラッチは、機材も高価でなかなか気軽に始められないとは思いますが、これができるととてもかっこいい特技になると思います。
ものすごいリズム感が必要とする技術なので上達するのはむずかしいですが、上級者になるとスタジオミュージシャンのようにレコーディングに呼ばれるようになります。
昔、レコーディングで有名な方に、間奏でスクラッチを入れてもらったことがありますが、驚異的なリズム感で1発OKで終了しました。
DJさんのその時の年齢が16歳でレコード会社やスタッフの大人たちがみんな唖然としていました。
かっこいい効果音なので、リズムに乗せてスクラッチをアレンジで入れてみてください!
今回は「スクラッチ」をわかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム