T-RackS 5『TR5 EQ 81』NEVE1073の兄弟分、1081! 使ってみた・使い方レビュー

こんにちは。マサツムです。

今回はプリアンプEQIK Multimediaの『TR5 EQ 81の使ってみた感想を、わかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!

TR5 EQ 81使い方レビュー

『TR5 EQ 81』まずはひとこと。

EQ73を優等生にしたEQ!

『TR5 EQ 81』の 特徴

  • 大定番のNEVEプリアンプ「1081」のエミュレート・プラグイン。
  • IK Multimedia「T-RackS 5 MAX」のバンドルに収録。

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使ってみた感想

今回紹介するのは、IK MultimediaT-RackS 5に収録されている『TR5 EQ 81』というプラグインです。

大人気の名機、NEVE1081モデリング・プラグインです。

前回、同シリーズTR5 EQ 73』の記事を書きましたが、こちらはNEVE1073モデリング・プラグインです。
個人的にもこの1073が大好きで、男らいい音作り?ができるプラグインです。

1073はガッツリくる中低域サチュレーションで、3バンドEQの強気な音作りができます。
その後継機として現れた1081は、もう少し柔らかな質感に4バンド用意されたEQで、1073では調整がむずかしい細かいところまで調整することができます。
しかし、NEVEの素晴らしい質感は引き継いでいるので、こちらのEQもとても人気です。

1073が男らしいEQで、特徴のよく似た少し勉強のできる弟が1081といったところでしょうか?

どちらも大好きなプリアンプEQです。

TR5 EQ 81の使い方

TR5 EQ 81使い方レビュー

真ん中より上に並んだツマミで、4バンドに分けて調整できます。
4バンド共通で以下の調整ができます。

周波数の設定
 「ブースト・カット
 「Qのタイプ

周波数の設定は「EQ73」と比べ、より細かく設定ができ、クロスオーバーの設定もできます。

LOW」・・・33Hz〜330Hzの5段階で周波数を設定できます。
LOW MID」・・・220Hz〜1200Hzの10段階で周波数を設定できます。
HIGH MID」・・・1.5kHz〜8.2kHzの10段階で周波数を設定できます。
HIGH」・・・3.3kHz〜15kHzの5段階で周波数を設定できます。

Qのタイプは「EQ73」と比べ、「LOW」「HIGH」はシェルピングかピークタイプを選択でき、「LOW MID」「HIGH MID」は「HI Q」ボタンでQを狭めることもできます。

IN」・・・の入力音圧量で、プリアンプのサチュレーションのかかり方が変わってきます。
「EQ73」と比べ、サチュレーションも優しめにかかります。
左には、ライン録音に適していて、少しだけ倍音が足される「LINE」モードと、LINEより倍音が多く足され、プリアンプの個性が強く出る「MIC」モードを選択できます。
OUT」・・・で調整した音圧の最終出力を補正します。
❻ FILTER」・・・バス・フィルターですが、「EQ73」と比べ、ローパスフィルターが追加されています。
内側の水色のツマミでローパスフィルターを、3.9kHz〜18kHzの5段階で周波数を設定できます。
外側の銀色のツマミでハイパスフィルターを、27Hz〜270Hzの5段階で周波数を設定できます。
ON」・・・でプラグインのバイパス切り替えです。
「EQ」EQ部分をオフにしてプリアンプだけの使用ができます。
「θ」フェーズで位相の反転ができます。

上記のように、「EQ73」と比べていろんなところの細かい設定が可能になっています。

ココが好き!

ハイの上がり方が気持ち良い!

中低域のしっかりした部分が出てきてくれる!

EQ73の手の届かないところが調整できる!

気になった点…

EQ73のガッツ感も恋しくなります…。

こんな方にオススメ!

  • NEVE系が好きな人
  • ヴィンテージ機材が好きな人
  • T-RackS 5が好きな人
『TR5 EQ 81』の まとめ

まとめとしては「かっこいい音を作れる親切なプリアンプEQ・プラグイン」といったところでしょうか?

NEVE系のプラグインはシンプルでかっこいい音作りができる、たくさんの人に人気がある機材ですが、1081は結構細かいところまで調整できるEQです。
とはいえ、基本的にシンプルなのでこちらもとても人気があります!

今回は、IK Multimedia、T-RackS 5の中から「TR5 EQ 81」を簡潔(かんけつ)に魅力をまとめてみました!

マサツム

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