こんにちは。マサツムです。
「ヒット曲の法則に習って作曲していく方法」を記事にして3回目になりますが、今回も続きで作曲方法を書いていきます。
改めて書きますが、ヒット曲の法則で作曲するにあたって大事なのは、規則で作られた基本の形の楽曲から、どうやって「耳に残る」「心を動かす」曲に持っていくかということです。
今まで僕が書いてきた理論なども取り入れながら説明していきますので、とりあえず、「イントロ」「Aメロ」「Bメロ」「サビ」「エンディング」の1番だけを完成させる目標で進めていきます。
「コード」の不安定と安定
前回説明した基本のコード「C」「G」「F」「Am」「Em」「Dm」で、規則的に並べたコードが以下になります。
今回はこれらのコードの同主調も取り入れていきます。
Keyの「C」は主役なので今回は同主調にしません。
基本のコードを同主調
- 「G」→「Gm」
- 「F」→「Fm」
- 「Am」→「A」
- 「Em」→「E」
- 「Dm」→「D」
ダイアトニックコードの同主調はノンダイアトニックコードです。
曲中にノンダイアトニックコードが出てくると、そこには不安定が生まれます。
コードは不安定になると安定に戻りたくなる性質があります。
まさしく前回例えて書いた「綱渡り」です。
コードも今回は単純に1小節に1つずつという置き方はしません。
構成フォーマットに少し小節を追加
- 「イントロ」・・・8小節 + 2小節
- 「Aメロ」・・・16小節
- 「Bメロ」・・・8小節 + 1小節
- 「サビ」・・・16小節 + 2小節
- 「エンディング」・・・8小節
これらによって修正を加えたのが以下になります。
少し強引に詰め込んだ感はありますが、規則で並べたものより心が動くポイントがいくつかできたと思います。
ま と め
楽曲のグリッドから外れることによって「人を振り向かせ、心を動かすことができる」という記事を書かせていただきました。
そしてヒット曲にはこの「人を振り向かせ、心を動かすことができる」という要素が入っています。
もちろん他にも、セブンスやテンションノートを使ったり、別のコードを使って安定と不安定を作ることもよくありますが、ひとまず基本の作りからの崩し方ということで説明しました。
今回は転調なしの楽曲の中に作られる安定と不安定を説明しましたが、転調が入ってくるとまたさらに、心を動かすテクニックがたくさんあるので、次回記事にしようと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム