作曲テクニック08 〜スイッチが入る作曲方法〜

こんにちは。マサツムです。

今回は作曲の進まない人に、ひとつの手法としてきっかけを作る僕の方法を記事にします。

作詞作曲をしている人は、よく「スイッチが入(はい)れば一気に作れる」と言いますが、スイッチというのはボタンがあるわけではなく、1mmの行動力だと思います!
きっかけを作れば、そのきっかけがフレーズを呼び、そのフレーズがさらにフレーズを呼ぶ、という連鎖作曲が進んでいくと思います。

今回の記事は僕のひとつの手法として、参考にしていただけたらと思います。

「ひとりコンサート」

01にする方法はいくつかあります。

その中で僕が一番やっている方法は、「楽器を弾きながら適当に歌うところを録音する」という方法です。

完全ひとりの状態を作るというのが条件で、レンタルスタジオを個人練習で借りて、録りっぱなしの2時間無観客コンサートです。
この方法の一番のコツを捨てるということです!

楽器も少し弾ければ大丈夫です。
コードを間違えるくらいの方が斬新なものが生まれたりします。
適当にギターピアノドラムなんかもありで、楽器を鳴らしながら浮かんだ言葉アーティストになりきって叫べば、すごいものが生まれたりします。
後で録音したものを聴くと(ここで尋常ではない汗をかきますが‥)「このフレーズは耳に残るなぁ」という箇所を選んで曲作りをしていきます。
この瞬間がとっても楽しい瞬間で、作曲意欲の「スイッチ」がかなり入ります。

「パズルからリフ」

「楽器を弾く」「歌を歌う」そんな気分ではない時もたまにあります。
そんな時はギター鍵盤素材集などを使って、切って貼ってのパズルのようにしてリフを作るという方法もあります。

いいリフができれば、そこからリズムができます。
いいリフができれば、そこからコード感が生まれます。
リズム、コード感ができれば、そこから構成ができてきます。

いいリフができれば、かなりの「スイッチ」が入ります。

「鼻歌ストック」

これはたくさんの人が実用している方法だと思いますが、普段から思いついたメロディフレーズをすぐに記録しておくという方法です。
昔と違って今では常に携帯を持ち歩いているので、僕はフレーズが思い浮かんだら電話をするフリをして、すみっこに行って鼻歌録音しています。

録り貯めてもなかなかそれを形にする時間、整理する時間を作るのがむずかしいですが、行き詰まった時などに聴くと作曲意欲に「スイッチ」が入ります。

「睡眠作曲」

「ひとりコンサート」「パズルからリフ」「鼻歌ストック」これらを眠りながら聴くのをおすすめします。

不思議ですが、寝ぼけているとフレーズが進化して勝手に頭の中で作曲している時があります。
朝起きる時、寝ながら聴いていたフレーズアレンジされて、ハッと目が覚めるめる時があります。

そしてそのフレーズが実際に頭の中に残っていれば、それは覚えやすいフレーズになる確率が高いです。
実際、僕は朝寝ぼけて作ったメロディメジャーアーティストアルバム曲になったことがあります。

この睡眠作曲方法は「不思議な効果だなぁ」と思いながらも昔からやっていたのですが、ある日テレビハイロウズ真島昌利さんが作曲方法を語っていた時
「寝ぼけた時にたくさん曲が生まれます」とおっしゃっていたのが共感できて嬉しかったです。
ま と め

0から1を作ることは、1から10まで作るより難しいです。

「これも違う、これも違う」のくり返しで、時間ばかり使ってしまいます。

0の状態の時は「急がば回れ」「質より量」とにかくたくさんアイデアを出して、そのきっかけが10完成へと導(みちび)いてくれると思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

マサツム

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