こんにちは。マサツムです。
今回はパッシブEQ、wavesの『RS56』の使ってみた感想を、わかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!
まずはひとこと。
聴き馴染みのある、ナチュラルな調整ができる!
特 徴
- アビーロードスタジオのマスタリングEQを担ってきた、伝説のEQをエミュレート。
- 音が破綻しにくいパッシブEQ。
使ってみた感想
今回紹介するのは、wavesのAbbey Road Collectionの中に入っている『RS56』という、パッシブEQです。
パッシブEQは音圧を上げても歪んでいくのではなく、ナチュラルに上がってくれるので、最終的に調整するマスタリングのEQに向いています。
固定されている周波数帯域やQが音楽的で良いです。
ブーストしてもとても気持ちの良い上がり方をしてくれます。
僕もRS56はマスタリングの調整で使うことが多いですが、デジタル臭さがないのが好きで、ギターやベースの調整に使うこともあります。
そして、マスターでのMS処理がとてもわかりやすく、MIDとSIDEを確認しながら調整できます。
本当に長く使用頻度の高いEQです。
パッシブEQの実機は構造上、高価なものばかりですが、それがプラグインで使えるのはありがたいです。
使い方
帯域は3つに分かれていて、それぞれ4つの周波数に設定することができます。
- 「TOP」・・・5.8kHz/8.192kHz/11.6kHz/16.4kHz
- 「TREBLE」・・・512Hz/1.024kHz/2.048kHz/4.096kHz
- 「BASS」・・・32Hz/64Hz/128Hz/256Hz
Qはそれぞれ6つタイプが用意されています。
「LOWEND」
「BLUNT」
「MED BLUNT」
「MED SHARP」
「SHARP」
「HIGH END」
合わせた周波数をQの形でブーストするかカットするかで音を決めていきます
MS処理
メーター下の「STEREO」「DUO」「MS」のボタンでモードを切り替えることができます。
「MS」ボタンをクリックするとMS処理使用に変わります。
3バンドに分かれているLRのツマミもMSに変わります。
「MONITOR」でMIDとSIDEに切り替えてチェックもでき、両サイドのツマミで音量バランスも調整できます。
MS処理のやり方が良くわからない人も、RS56で調整するとMS処理のイメージが把握できると思います。
ココが好き!
操作しやすい!
ハイ上がりも気持ちいい!
MS処理がとてもやりやすい!
気になった点…
周波数固定は良いところでもありますが、とらえにくい周波数にもどかしい時もあります…。
こんな方にオススメ!
- マスタリングに便利なEQがほしい人
- ビンテージ機材が好きな人
ま と め
まとめとしては「伝説の名機RS56をプラグインで味わう」といったところでしょうか?
わかりやすいだけではなく、音質も最高なのでオススメです!
実機は雑誌や動画でしか見たことないですが、あのツマミを実際に触りながら音を調整してみたいです。
今回は、「RS56」を簡潔(かんけつ)に魅力をまとめてみました!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム