こんにちは。マサツムです。
作曲家を目指している人は、調というものを理解しないといけません。
長い歴史、広い世界の中で共通する音楽のフォーマットです。
今回は「調」を誰にでも分かりやすく簡潔(かんけつ)に説明しようと思います。
「調」って何?と聞かれた時に、今回の記事を参考にしていただければと思います!
目次
調とは?
調(key)とは、その楽曲の曲調と中心になるの音のことをいいます。
楽曲の中には調(key)というものが存在します。
その調を元にコードやメロディを乗せて組み立てていき曲になっていきます。
この調を中心に作られる音楽を「調性音楽」といいます。
基本的に曲調はメジャー(明るい)かマイナー(暗い)の2種類になり、中心になるの音(主音、トニック)はひとつになります。
音楽の三大要素「メロディ」「ハーモニー」「リズム」のうち、「メロディ」と「ハーモニー」のフォーマットが調(key)になります。
曲の中でこのフォーマットに「合わせる」か「崩す」かというところで曲の個性が作られていきます。
調合の意味
調は「調号」という表し方があります。
調号とは楽譜のト音記号の右にある「♯」や「♭」の数です。
調と調号の表を作りました。
ひとつの調号で長調(メジャースケール)と短調(マイナースケール)の2種類の意味を持ちます。
ハ長調/イ短調
ト長調/ホ短調
ニ長調/ロ短調
イ長調/嬰へ短調
ホ長調/嬰ハ短調
ロ長調/嬰ト短調
嬰へ長調/嬰ニ短調
嬰ハ長調/嬰イ短調
へ長調/ニ短調
変ロ長調/ト短調
変ホ長調/ハ短調
変イ長調/へ短調
変ニ長調/変ロ短調
変ト長調/変ホ短調
変ハ長調/変イ短調
そして、この調号が一緒で長調(メジャースケール)と短調(マイナースケール)の関係性を「平行調」といい、作曲においてとても重要なワードになります。
転調とは
調性音楽はどの曲にも一曲を通して調(key)が決まっています。(例外を除いて)
一曲の中で調(key)が変わらないのものが多いですが、曲中で調が変わるという場合もあります。
これを転調といいます。
場面転換で「ハッ」とさせるのにはとても効果的で、とてもよく使われる技法です。
カラオケでキーを変えるのは曲の音程ごと上げ下げをするので、転調ではなく移調といいます。
ま と め
調を映画で例えるなら、撮影する「国=調」といった感じでしょうか?
撮影する内容は、その国にあった言葉や文化を元に作られていきます。
音楽もその調にあったスケールやコードを元に作られていきます。
撮影する内容は、その国にあった言葉や文化を元に作られていきます。
音楽もその調にあったスケールやコードを元に作られていきます。
調は作曲の基本中の基本です。
不思議ですが世の中に無数の楽曲がありながら、調は基本的に今回作った表の「15×2」の中で作られます。
不思議ですが世の中に無数の楽曲がありながら、調は基本的に今回作った表の「15×2」の中で作られます。
このフォーマットがあるからこそ、世界中の人が共感しながら音楽を楽しめるのだと思います。
現代の音楽が必ずある世の中では、誰でも感覚が染みついているフォーマットですが、調と楽譜の関係など改めて確認して、作曲にお役に立てればと思います。
今回は「調」をわかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム
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