こんにちは。マサツムです。
MIDIの情報はたくさんあります。
デジタルならではのたくさんの数値を把握してコントロールできれば、それはDTMでとても有利に働きます。
今回は「コントロールチェンジ」を、わかりやすく簡潔(かんけつ)に説明しようと思います。
「コントロールチェンジ」って何?と聞かれた時に、今回の記事を参考にしていただければと思います!
コントロールチェンジとは?
コントロールチェンジ(Control Change)とは、MIDIのいろいろな情報をコントロールナンバーで設定することをいいます。
「CC」と略されて0〜127の128個に分けられたコントロールナンバーで設定されます。
プログラムチェンジ(PC)で音色を選び、それ以外の設定をほとんどコントロールチェンジ(Control Change)で行います。
DAW上で打ち込みをする際には、CCは覚えておいた方が良い知識です。
MIDIコントローラーとのリンクもCCを把握(はあく)しているとスムーズにできます。
良く使うコントロールチェンジ
コントロールチェンジのナンバーは0〜127ありますがその中で、項目を設定されているのは半分くらいです。
コントロールチェンジを駆使して細かく使い分ける人もいるかもしれませんが、DAW上ではコントロールチェンジで調整する項目はさらに絞られます。
DAW上で良く使うコントロールチェンジは以下になります。
- CC 01・・・モジュレーション
- CC 11・・・エクスプレッション
- CC 64・・・サスティン(ダンパーペダル)
この3つは良く使います。
モジュレーションはビブラートの効果をつけられます。
エクスプレッションはボリュームの調整ですが、演奏の抑揚(よくよう)をつける時はメインボリュームでオートメーションを書くよりも、エクスプレッションで書いた方がやりやすいです。
サスティンはキーボードのサスティンペダルの効果で、CCの中でもオンオフの設定をします。
真ん中の数値64を境にそれ以上を「ON」それ以下を「OFF」に設定できます。
CC 07・・・メインボリューム
CC 10・・・パン
の設定がありますが、DAW上ではトラックのボリューム、パンで操作することの方が多いと思います。
他にもソフト音源によって、CCのリンクが決められているもの、自分で設定するものがあり、より細かく人間的な設定ができるようになります。
その他のコントロールチェンジ
コントロールチェンジのナンバーは0〜127ありますが、DAWで設定されているものを書き出してみました。
ソフトによって違いはあるかもしれませんが、共通してDTMで割り当てられています。
CC 001 | モジュレーション |
CC 002 | ブレスコントローラー |
CC 004 | フットコントローラー |
CC 005 | ポルタメントタイム |
CC 006 | データ入力 MSB |
CC 008 | バランスコントローラー |
CC 011 | エクスプレッション |
CC 012 | エフェクトコントローラー1 |
CC 013 | エフェクトコントローラー2 |
CC 033 | モジュレーションホイール LSB |
CC 034 | ブレスコントローラー LSB |
CC 036 | フットコントローラー LSB |
CC 037 | ポルタメントタイム LSB |
CC 038 | データ入力 MSB LSB |
CC 039 | メインボリューム LSB |
CC 040 | バランスコントローラー LSB |
CC 042 | パン LSB |
CC 043 | エクスプレッション |
CC 044 | エフェクトコントローラー1 LSB |
CC 045 | エフェクトコントローラー2 LSB |
CC 064 | サスティン |
CC 065 | ポルタメント |
CC 066 | ソステヌート |
CC 067 | ソフトペダル |
CC 068 | レガート・フットスイッチ |
CC 069 | ホールド2 |
CC 084 | ポルタメントコントロール |
ま と め
コントロールチェンジは必要なものとDAW上やソフト音源で済んでしまうことがあります。
しかし、コントロールチェンジでできることを把握していればいざという時に解決策が見つかることがあります!
今回は「コントロールチェンジ」をわかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム