こんにちは。マサツムです。
バンドをやっていて、オブリガートの上手なギタリストはとても重宝されます。
「頼りになるなぁ」という存在になれます。
今回はそんな、メロディの引き立て役をしてくれる「オブリガート」をわかりやすく簡潔(かんけつ)に説明しようと思います。
「オブリガート」って何?と聞かれた時に、今回の記事を参考にしていただければと思います!
オブリガートとは?
オブリガート(Obbligato)とは、メロディの裏で合いの手のように入れるフレーズのことをいいます。
主にギターがよくする奏法で、バッキングに絡(から)めながらオブリガートを入れていきます。
アレンジ面でとても有効的で、聴き応えもあり、楽曲が少し豪華になります。
主旋律のメロディを活かすようなフレーズで、日本語では「助奏」(じょそう)と言います。
「裏旋律」「対旋律」「カウンターメロディ」と呼ばれることもあります。
普段は「オブリ」と略されることが多く、オブリを入れる時「オカズを入れる」というような言い方もされます。
アレンジ中でも「そのタイミングでオブリを入れよう」や「バッキングのここにオカズを入れよう」というような使い方をします。
たくさんの人が「オブリガード」と言いますが、正確は「オブリガート」になります。
オブリガードだと、ポルトガル語で「ありがとう」になってしまいます。
クラシックでもオブリガートは重要な用語で、「義務付けられた」や「強制された」という意味があり、楽譜の通りに演奏しなければならない時にオブリガートという用語を使います。
ギターをやっている人とクラシック界の人では、オブリガートの解釈が変わってきます。
オブリガートの使われる理由
そして、ドラム、ベース、ギターという小編成のバンドだと、そのブラスセクションやストリングスが演奏するようなフレーズをギターがバッキングしながら補(おぎな)います。
作曲・アレンジにも有効的
作曲・編曲していても、オブリガートを組み込んでいけば曲の完成度、世界観がグッとあがります。
アレンジしていて、もう少し「音の厚み出したい」「豪華にしたい」という時は、どこかにオブリガートを入れれないかを意識してアレンジすると、とても良いアイデアがプラスされていきます。
メロディとの掛け合いでノリも出てきます。
オブリガートはカウンターメロディというだけあって、歌うように作るのがよい作り方だと思います。
そして、ただがむしゃらにオブリガートを入れるのではなく、あくまでもメロディを活かすということを忘れてはいけません。
名ギタリストのオブリを聴く
ロックやブルース、ジャズなど、楽しそうにボーカルと絡みながらオブリで音を埋めていく、そういった時代を感じさせます。
Get Back(The Beatles)
完全にメロディの背中を、終始ギターのオブリガートが押しています。
Little Wing(Jimi Hendrix)
ギターの神様。
ここまできたらオブリの方がメロディより歌っています。
ま と め
オブリガートを意識して音楽を聴くと、「これもこれもオブリだな」という気付きがあります。
そうすることによって、とても引き出しを増やすことができます。
そして、必然的にアレンジ力がついていきます!
今回は「オブリガート」をわかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム