こんにちは。マサツムです。
今回はパンニング・プラグイン、Boz Digital Labsの『Pan Konb』の使ってみた感想を、わかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!
まずはひとこと。
PANがこんなに重要だったとは!
特 徴
- PANをより細かく設定できる
- 簡単操作でわかりやすい
- コスパがいい
使ってみた感想
今回はPANを設定できるプラグイン『Pan Konb』の使ってみた感想です!
PANとはLR左右に音を振ることですが、DAWで設定する人がほとんどだと思います。
僕も大抵(たいてい)のPANはDAW上で設定するのですが、上物のPANはこの『Pan Konb』がかなりいい仕事してくれます!
特に音数の少ない楽曲でPANのバランスをとるのは難しいですが、左下にある「X OVER」これがかなり肝になっていい働きをします。
こちらのパラメーターでパンニングをする周波数の設定ができます。
これによって、ギターの低音はセンターに残し高音は左右に振るといった設定が可能になります。
X OVERを使用しないでPANを「R100」すると、音全体が右いっぱいに移動します。
設定なしのセンターの音
「X OVER」なしの「R100」
X OVERを「1000Hz」に設定してPANを「R100」すると、1000Hz以上の高い音だけが右いっぱいに移動します。
「X OVER」ありの「R100」
わかりやすく、徐々に数値を上げていくとこうなります。
高音だけ右に残りながら、低音だけセンターに戻っていきます。
「X OVER」の設定を変化させながら「R100」
3ピースのシンプルなバンドサウンドなど、ギターも軸は真ん中によってほしいけど、ボーカルの邪魔(じゃま)をして欲しくないというときにはとても有効的です。
このようにMS処理のような調整もできます。
他にもLR120のところまで設定なんかもできてします。
DAW上ではできないパンニングで右いっぱい以上を位相のズレを使ってより外側で聴かせています。
これはなかなか簡単にできないことですが、いとも簡単にできてしまいます。
しかしこれは使いすぎると、いわゆる気持ち悪いミックスになってしまうので、ここぞという時に使うと楽曲の広がりが出て効果的です。
「X OVER」ありの「R120」
他の機能の使い方ですが、まずは「MODE」。
こちらは「PAN」と「BALANCE」があります。
「BALANCE」・・・左に振っても右の音は残って音量が小さくなります。
単音だと効果がわかりにくいですが、ステレオ効果のあるもので比較すればわかりやすく、右にピアノの音があるとして「PAN」モードで左に振っていくとピアノが左に移動していきます。
「BALANCE」モードで左に振っていくとピアノが右にいたまま小さくなっていきながら全体的に左に移動していきます。
右上の「LAW」は「LINEAR」「-3dB」「-4.5dB」「-6dB」と選択でき、「LINEAR」は音量がそのままでパンニングができ、他は振り幅によって音量が上がります。
「-6dB」が一番大きく変化します。
その下の「←→」矢印ではクリックすると全く同じ条件で右から左、左から右へに反転できます。
ココが好き!
シンプルで操作も簡単!
セールの時はかなりコスパがいい!
パンニングの重要性がわかる!
気になった点…
特になし…。
こんな方にオススメ!
- DAWでMIXまでする人
- PAN振りにいつも悩んでしまう人
ま と め
まとめとしては「意外に知らないPANプラグインの重要性」といったところでしょうか?
僕も最初は必要性を感じられず、友人に進められて購入してみたら、実際のところ使用頻度がすごいです!
セールだとかなりのコスパの良さで購入できるので、損はありません!
まだまだ紹介できていない機能はもちろんたくさんありますが、「Pan Konb」を簡潔(かんけつ)に魅力をまとめてみました!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム