DTM音楽用語辞典047「アーティキュレーション」とは?

こんにちは。マサツムです。

楽譜を見ながら演奏をする、ピアニストバイオリン奏者、クラシック関連の方は、楽譜記号からいくつかの奏法を学んでいると思います。

あまり楽譜演奏を通っていなくてDTM作曲・編曲をしている方は、雰囲気奏法を把握(はあく)している人が多いかもしれません。
しかしこの奏法を理解してMIDIの打ち込み作業をすると、よりリアルな演奏データを作ることができます。

今回は「アーティキュレーション」を誰にでも分かりやすく簡潔(かんけつ)に説明しようと思います。

アーティキュレーション」って何?と聞かれた時に、今回の記事を参考にしていただければと思います!

アーティキュレーションとは?

アーティキュレーション(Articulation)とは、つなぎ目切り方表現のことをいいます。

DTMの中ではアーティキュレーションの知識が必要な場面がたくさん出てきます。

楽器にもにも関係することで、たくさんの表現方法があります。
これの組み合わせがあることによって音楽の幅人間味、プロ感というものができてきます。

よく使われるアーティキュレーション

よく使われるのアーティキュレーションの説明をいくつか記載します。

スラー(slur)

音と音をつないで滑らかに演奏する。
奏法はレガートと同じ。

レガート(legato)

音と音をつないで滑らかに演奏する。
奏法はスラーと同じ。

テヌート(tenuto)

音を十分に保って演奏する。
レガート気味に聴こえる。

スタッカート(staccato)

音を短く切って歯切れよく演奏する。

スタッカーティッシモ(staccatissimo)

スタッカートよりも音を鋭く短く切って歯切れよく演奏する。

たくさんあるアーティキュレーション

ここでは書ききれないほどアーティキュレーション表記があります。
表現も微妙な違いなどで非常に区別するのが難しいですが、DTMをやっていてもたまに出てくるので覚えておいて損はありません。

ポルタート(portato)

ひとつひとつの音を柔らかく区切って演奏する。

ソステヌート(sostenuto)

音を保ちながら抑え気味の速度で演奏する。

マルカート(marcato)

ひとつひとつの音をハッキリ演奏する。

マルテラート(Martellato)

打ちつけるようなスタッカートで奏法する。

ストラッシナンド(strascinando)

音を引きずるようにゆっくりと奏法する。

 

ストリングスなどのキースイッチにも出てくると思うので、奏法を覚えておくと作業効率が上がります。

ま と め
アーティキュレーションを知ることは非常に大切で、自分なりの奏法を持っていれば、それは個性になりアートになります。
「あの人のスタッカートは休符が生きてる!」とか「あの人のレガートは真似できないセクシーさがある!」など、個性は奏法から出てきます。
長年楽器を演奏されている人も、改めて向き合ってみれば自分の発見があるかもしれません。

今回は「アーティキュレーション」をわかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

マサツム