こんにちは。マサツムです。
12音階は現代の音楽の基準になっています。
これを元に世界中のミュージシャンが音楽を作っています。
民族音楽などは独自の音階で音楽が作られる場合もありますが、音楽の長い歴史上、12音階は使われ続けています。
今回は「12音階」を誰にでも分かりやすく簡潔(かんけつ)に説明しようと思います。
「12音階」って何?と聞かれた時に、今回の記事を参考にしていただければと思います!
12音階とは?
12音階(Twelve-tone music)とは、1オクターブの間で12音に均等(きんとう)に分けられている音階をいいます。
「C(ド)」から数えてみると、低い「C(ド)」から高い「C(ド)」まで、
「ド」「ド#」「レ」「レ#」「ミ」「ミ#」「ファ」「ソ」「ソ#」「ラ」「ラ#」「シ」
の12音です。
これらは半音という関係で均等に分けられています。
五度圏
音は波形(振動)でできています。
「C(ド)」(主音)を基準にして、5度上(完全五度)の音(12音分けた音でいうと7つ上)の「G(ソ)」の音が波形で一番相性の良い音になります。
この要領(ようりょう)で
「G(ソ)」を(主音)にした時、5度上の音が「D(レ)」
「D(レ)」を(主音)にした時、5度上の音が「A(ラ)」
「A(ラ)」を(主音)にした時、5度上の音が「E(ミ)」
・
・
・(くり返すと…)
・
・
「A#(ラ#)」を(主音)にした時、5度上の音が「F(ファ)」
「F(ファ)」を(主音)にした時、5度上の音が「C(ド)」
一周して1オクターブ上の「C(ド)」になりました。
出てきた音を並べると12音になります。
この方式でできたのが12音階です。
この5度のつながりで一周することを五度圏といいます。
以下は五度圏の表はコードの関係性がわかりやすく、非常によくできた表です。
豆 知 識
そのため「12音階」が出来る以前の音楽は、音階が均等になっていないので曲調が単調な曲になっていました。
「12音階」ができてから音の間隔(かんかく)が均等に分けられました。
1オクターブ、2オクターブと塊(かたまり)で規則正しく並んでいることによって、1曲中で違和感(いわかん)なく転調(Keyを変える)できるようになりました。
これによりヨハン・ゼバスティアン・バッハ(音楽の父)は曲を量産したと言われています。
ま と め
12音階は当たり前のようにみなさん使われているのですが、身近なものだからこそ出来上がった経緯などを知ると面白いです。
詳しく知ると本当によくできていることがわかって、こんなに長く12音階が使われ続けている理由が納得できます。
今回は「12音階」をわかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム