DTM音楽用語辞典024「12音階」とは?

こんにちは。マサツムです。

12音階現代音楽基準になっています。
これを元に世界中のミュージシャン音楽を作っています。

民族音楽などは独自の音階音楽が作られる場合もありますが、音楽の長い歴史上、12音階は使われ続けています。

今回は「12音階」を誰にでも分かりやすく簡潔(かんけつ)に説明しようと思います。

12音階」って何?と聞かれた時に、今回の記事を参考にしていただければと思います!

12音階とは?

12音階(Twelve-tone music)とは、1オクターブの間で12音均等(きんとう)に分けられている音階をいいます。

「C(ド)」から数えてみると、低い「C(ド)」から高い「C(ド)」まで、
「ド」「ド#」「レ」「レ#」「ミ」「ミ#」「ファ」「ソ」「ソ#」「ラ」「ラ#」「シ」
12音です。
これらは半音という関係均等に分けられています。

五度圏

波形(振動)でできています。
「C(ド)」(主音)を基準にして、5度上(完全五度)(12音分けた音でいうと7つ上)の「G(ソ)」の音が波形で一番相性の良い音になります。
この要領(ようりょう)で

「G(ソ)」を(主音)にした時、5度上の音が「D(レ)」
「D(レ)」を(主音)にした時、5度上の音が「A(ラ)」
「A(ラ)」を(主音)にした時、5度上の音が「E(ミ)」


・(くり返すと…)


「A#(ラ#)」を(主音)にした時、5度上の音が「F(ファ)」
「F(ファ)」を(主音)にした時、5度上の音が「C(ド)」
一周して1オクターブ上「C(ド)」になりました。

出てきた音を並べると12音になります。
この方式でできたのが12音階です。

この5度のつながりで一周することを五度圏といいます。

以下は五度圏コードの関係性がわかりやすく、非常によくできた表です。

五度圏表

豆 知 識

厳密(げんみつ)にいうと相性の良い「1度」から「5度」の間の波形12音階5度より少し上にあります。
そのため「12音階」が出来る以前の音楽は、音階均等になっていないので曲調単調な曲になっていました。
「12音階」ができてから音の間隔(かんかく)が均等に分けられました。
1オクターブ、2オクターブと塊(かたまり)で規則正しく並んでいることによって、1曲中で違和感(いわかん)なく転調Keyを変える)できるようになりました。
これによりヨハン・ゼバスティアン・バッハ(音楽の父)は曲を量産したと言われています。
ま と め

12音階は当たり前のようにみなさん使われているのですが、身近なものだからこそ出来上がった経緯などを知ると面白いです。

詳しく知ると本当によくできていることがわかって、こんなに長く12音階が使われ続けている理由が納得できます。

今回は「12音階」をわかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

マサツム