こんにちは。マサツムです。
今回はデジタルディレイ、 Soundtoysの『PRIMALTAP』の使ってみた感想を、わかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!
まずはひとこと。
ディレイをおしゃれに遊べる!
特 徴
- 名機Lexicon「Prime Time」のエミュレート。
- 80年代のデジタルディレイを表現できる。
- 個性の強い豊富なプリセット。
使ってみた感想
70年代後半から80年代にデジタル音楽が流行し、いろんなデジタル機材が開発されました。
シンセ、リズムマシーン、リバーブ、ディレイなど、クセのある機材がたくさんありました。
今回紹介する『PRIMALTAP』はディレイです。
Lexicon「Prime Time」のモデリングで、当時からクセのある音作りができ、たくさんのアーティストに使用されてきました。
ディレイには、「キレイな残響音」「暖かみのあるエコー」「個性的なおしゃれな音」のように使用用途によって分かれると思います。
今回のPRIMALTAPは「個性的なおしゃれな音」を作る時には、とてもよく使う大好きなディレイです。
特に、少し古いおしゃれなサウンド作りにはとても効果を発揮します。
本当にいろいろな効果を作ることができるので、普通のディレイとは少し違った捉え方でも良いかもしれません。
サチュレーション効果も作れて、オーディオファイルでも、シンセのような効果も作れてしまいます。
使い方
ディレイとして使うためには❸の「A」「B」で2つ搭載されたディレイの設定をします。
これによりステレオディレイ、ピンポンディレイが作れます。
❷の「TWEAK」をクリックすれば、さらに細かく設定できるウィンドウが下に出てきます。
ここの「Algorithm」でディレイの種類が選べます。
❹❺で音のクセを付けることができます。
❹の「ADJUST」でピッチを上げることができ、❺で音の揺れの度合いを調整します。
この揺れの波形も下の「VCO Shape」からタイプを選ぶことができます。
❻の「FEEDBACK」でくり返す量を調整します。
「IN」を上げると、原音にサチュレーション効果も付けることができます。
❼の「MULTIPLY」は回転数でディレイのテンポと音質を変更します。
特に音質はここで差が出ます。
右に回すと、かなりローファイサウンドになります。
❽でそれぞれのアウトプット出力を調整できます。
❾でハイカット、ローカットも調整できます。
そして、❶の「FREEZE」がとてもインパクトのあるボタンで、これを押すとその瞬間のディレイがループされ止まります。
その状態でモジュレーションなど、いろんな操作をすることで楽曲の中で飛び道具的な効果音を作ることができます。
少し慣れないと音作りはむずかしいとは思いますが、プリセットが優秀なのでどんどん使って音遊びしていると、いつの間にか使いこなせるようになると思います!
ココが好き!
おしゃれな80年代サウンドが作れる!
プリセットがとてもよくできている!
気になった点…
簡単でおもしろいので、気になった点は特にありません…。
こんな方にオススメ!
- 80年代デジタルサウンドが好きな人
- 音で遊ぶのが好きな人
- いろんな機材に慣れたい人
ま と め
まとめとしては「音で遊ぶおもちゃプラグイン」といったところでしょうか?
普通のディレイの感覚で扱うと、よくわからなくて扱いにくいディレイと思われるかもしれませんが、独自の音が作れる機材ということを理解した上で音作りをすると、このディレイの素晴らしさがわかっていただけると思います。
Soundtoysのバンドル「Soundtoys 5」は、とても面白いプラグインが集まっているコレクションです。
今回はその中に収録されている、「PRIMALTAP」を簡潔(かんけつ)に魅力をまとめてみました!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム