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SoundToys『Little AlterBoy』とても優秀なボイスチェンジャー! 使ってみた・使い方レビュー

Little AlterBoy使い方レビュー

こんにちは。マサツムです。

今回はボイスチェンジャー・プラグインSoundToysの『Little AlterBoyの使ってみた感想を、わかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!

まずはひとこと。

ケロケロボイスを作りたい方は、これが一番簡単!

特 徴

使ってみた感想

今回紹介するのは、SoundToysLittle AlterBoyというプラグインです。
人気のSoundtoysバンドル「Soundtoys 5」に収録されているプラグインです。

Soundtoysプラグインピッチによって音作りができるものが多く、このLittle AlterBoyもさすがSoundtoysというような音質操作感で、とても優秀なプラグインだと思います。

ピッチシフトピッチを変化させると、やはり音痩せや劣化を生じてしまいます。
しかしこのプラグインは、その中でも音質が良いです。
フォルマント調整も自然で、高い声質、低い声質を表現できます。

切り替えひとつでケロケロボイスができるのが、作り方がわからない人にとってはとてもありがたいモードだと思います。
ここは細かい設定ができれば使い勝手が良かったのですが、とりあえず簡易的なケロケロボイスを作るならありがたいアイテムです。

ロボットボイスも簡単に作れて、ボコーダーのような使い方も可能です。

そして、Soundtoys得意のサチュレーション効果も、ボーカルマッチして良いです。

使い方

 

操作はわかりやすく、黄色(ピッチコントロール)、青(モード切り替え)、赤(出力加工の調整)に分かれています。

PITCH」・・・ピッチ(音程)を上下 1オクターブ変化させることができます。

FOORMANT」・・・フォルマントの調整。
上げると声が高くなり、女性・子供のような声質になり、下げると声が低くなり、怖い男性のような声質になります。

LINK」・・・ランプを点灯させるとフォルマントがピッチと連動します。

MODE」・・・3つのモードに切り替えることができます。
「TRANSPOSE」通常のピッチコントロール。
「QUANTIZE」ピッチが四捨五入され簡易的なケロケロボイスを作ることができます。
「ROBOT」ピッチが一音に固定されて、ロボットボイスのようになります。

DRIVE」・・・サチュレーション効果を加えることができます。
「QUANTIZE」との相性が良く、ケロケロボイスをより強調することができます。

MIX」・・・原音とエフェクト音の割合を設定できます。
「QUANTIZE」した声と原音を混ぜると、簡単にダブリングのような効果をつけることができます。

MIDIでピッチをコントロール

PITCH」はオートメーションでも動かす設定ができますが、鍵盤で指示することもできます。
MIDIでメロディを打ち込んで、音程の違う素材に使っても、ライン通りにピッチを動かすということも可能です。
その場合は鍵盤の「C3」がピッチ「±0」になり、その上下1 オクターブで設定するので、普通にメロディを打ち込んでも音程設定を変えなければならないので注意が必要です。

LINK」を点灯させればフォルマントも連動するので、また面白い効果が得られます。

使用設定はDAWによって違うと思いますが、Protoolsの場合はMIDIトラックを作り、そこにMIDIデータを打ち込みます。
そのトラックのアウトプットを、指示するトラックに入っている「Little AlterBoy」に合わせると(チャンネルはどこでも良い)MIDIデータ通りに「PITCH」を動かすことができます。

ココが好き!

ケロケロボイス・ロボットボイスがワンクリック!

MIDI信号で操作できる!

気になった点…

少しレイテンシーがあるのでリアルタイムで使うには工夫が必要かも…。

細かく設定できる上位版を作って欲しい…。

こんな方にオススメ!

ま と め

まとめとしては「質の良い遊べるボイスチェンジャー」といったところでしょうか?

声関係を素材で扱って楽曲を制作するような方には、かなり遊べて使えるプラグインです。
ここまで扱いやすく質の良いボイスチェンジャーは、きっと重宝するアイテムになると思います。

Soundtoysのバンドル「Soundtoys 5」は、とても面白いプラグインが集まっているコレクションです。
今回はその中に収録されている、「Little AlterBoy」を簡潔(かんけつ)に魅力をまとめてみました!

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

マサツム

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