こんにちは。マサツムです。
シンセの音造りは慣れていないと、とてもむずかしいです。
シンセで音が自由自在に作れたら、DTMの腕がかなり上がるという印象を持たれている人はたくさんいるんじゃないでしょうか。
今回はシンセの音作りに大きく影響する「レゾナンス」を、誰にでも分かりやすく簡潔(かんけつ)に説明しようと思います。
「レゾナンス」って何?と聞かれた時に、今回の記事を参考にしていただければと思います!
レゾナンスとは?
レゾナンス(Resonance)とは、共鳴、共振の意味を持ち、指定したカットオフの周波数付近の帯域を強調するパラメーターのことをいいます。
レゾナンスとカットオフ(CUTOFF)は、シンセの音作りにとても影響を与えるパラメーターで、シンセのうねるカッコイイサウンドはこのパラメーターで作ります。
レゾナンスを強くすると、カットオフした帯域、すなわち音の一番高い周波数帯域を強調するので、明確なクセのある音になっていきます。
強くしていくと倍音も加わっていき、どんどんクセが強くなっていきます。
そしてカットオフの指定値を動かすとシンセ特有の「ミヨーン」という音を作ることができます。
シンセの音作り
シンセの音作りの仕組みは「VCO」「VCF」「VCA」を調整して音を作ります。
「VCF」・・・Voltage Control Filter の略。波形をコントロールするところ。
「VCA」・・・Voltage Control Amplifier の略。音量をコントロールするところ。
エンベロープで「ADSR」という各パラメーターを操作して、音の出し方・消え方の調整をします。
「D」・・・「Decay」ディケイ(アタックからの減衰)
「S」・・・「Sustain」サスティン(持続音量)
「R」・・・「Release」リリース(信号がなくなってからの減衰)
レゾナンスの効果
まずはレゾナンスとカットオフを何もかけていない状態の音と周波数をご確認ください。
音データは数値を下げて戻しています。
数値を下げると高域が緩やかに小さくなっていき音がこもっていきます。
音データはカットオフを2kHzあたりに固定して、レゾナンスの数値を上げて戻しています。
最後にレゾナンスの数値を目一杯上げた状態で、カットオフの数値を下げて戻しています。
冒頭に書いたシンセ特有の「ミヨーン」という音になります。
ま と め
シンセでライブ表現するとき、鍵盤を弾いて演奏するのではなくレゾナンスを動かして演奏するという表現の仕方があります。
DTMで曲を作っていても、「この辺でレゾナンスをいじってアクセントをつけよう」というような引き出しが増えます。
シンセはとても奥が深いですが、DTMにとっては引き離せない存在なので、少しずつシンセを理解していくことが、DTMのステップアップに繋がると思います!
今回は「レゾナンス」をわかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム