こんにちは。マサツムです。
DTMを長く続けていると、情報量が増えていきパソコン内のストレージだけでは回せなくなってきます。
作業効率を上げるために、いろんな周辺機器を組み合わせてパワーアップさせていきます。
その中で、必ず必要になってくる機材が外付けストレージです。
今回は「外付けストレージ」を、誰にでも分かりやすく簡潔(かんけつ)に説明しようと思います。
「外付けストレージ」って何?と聞かれた時に、今回の記事を参考にしていただければと思います!
外付けストレージとは?
外付けストレージ(External storage)とは、パソコンとつないでファイルデータや音源ライブラリーデータなどを記録するものです。
DTMの周辺機器の中で、必ず用意したいアイテムです。
外付けには「CDドライブ」「DVDドライブ」「HDD」「SSD」があり、使用用途が変わってきます。
DTMで作業しながら使用するのは一般的に、外付けHDD/SSDです。
「CD/DVDドライブ」は空のCD-RあるいはDVD-Rを入れて、データを記録します。
記録後パソコンにデータを読み込むことはできますが、書き換えることや上書きはできません。
「HDD/SSD」は読み書きは自由にできますが、衝撃、熱、水気など取り扱いに注意が必要です。
「HDD」と「SSD」の違いメリットデメリット
「HDD」と「SSD」は使い方は同じですが、作りが違い性能も違います。
ひと昔前は「HDD」が主流でしたが、「SSD」が普及して、映像や音を扱う人が「SSD」を主流に使うようになってきました。
僕も含め周りのDTMerは「LaCie(ラシー)」というメーカーのものを使っている人が多いです。
それぞれの特徴は以下になります。
それぞれに対してのメリット・デメリットも書いてみます。
HDD
Hard Disk Drive(ハード・ディスク・ドライブ)の略で、構造は中に入っている磁気を持った円盤が回転して、そこにデータを読み込み・書き出しができる仕組みになっています。
円盤が大きいほど外側の速度が早いのでデータアクセスのスピードが早くなります。
「7200rpm」「5200rpm」などがあり、DTMでは「7200rpm」をオススメします。
メリット
値段が安い。
大容量のものもある。
デメリット
衝撃に弱い。
長時間使用で熱を持つ。
長く使っていると回転の音が大きくなってくる。
アクセススピードが遅い。
当たり外れが多い。
SSD
Solid State Drive(ソリッド・ステート・ドライブ)の略で、構造は半導体素子メモリを使って、データを読み込み・書き出しができる仕組みになっています。
記録方法はSDカードと同じです。
メリット
アクセススピードが早い。
軽くてサイズもコンパクト。
デメリット
値段が高い。
まれに突然データが消えることがある。
寿命がある。
消えた時のデータの救出がむずかしい。
DTMerは徹底的に外付けを使う
一般的な使い方はパソコン内では収まりきらないデータを外付けに記録するという使い方ですが、ソフト音源に使用する音源ライブラリーデータを外付けに記録して、作業中にそこから読み込んだり、セッションファイルを外付けに記録しながら作業するなど、できるだけパソコンに負担をかけない形でセッテイングしていきます。
パソコンはDAWソフトを動かすことだけに集中してもらう、というのが理想です。
- 作業が終了したデータを保管しておく外付け
- 音源ライブラリーのデータを入れておく外付け
- 作業中のセッションファイルを入れておく外付け
- Time Machine専用(mac)の外付け
上記のように分けれると、パソコンへの負荷は低くなり作業のストレスが減ります。
① 作業が終了したデータ保管しておく
DTM続けていくとファイルデータがどんどん増えていきます。
パソコン内のストレージに蓄積(ちくせき)していくとを圧迫して、動きが鈍くなります。
データを移す時の速度にストレスを感じない人はコスパの良い「HDD」でも良いと思います。
HDD/SSDはデータが消えてしまうという恐怖があるので、大事なデータはさらに「CD/DVDドライブ」に保存すれば安心して保管できます。
② 音源ライブラリーのデータを入れておく
音源ライブラリーのデータはとても重たく、ソフト音源が増えると、とてもじゃないけどパソコン内には収まりません。
外付けからデータを読み込んで音源ソフトを扱うと、パソコンへの負荷も軽減できます。
音色選びなどスムーズに進めるため「SSD」がオススメです。
「HDD」の場合は音も出るのでDTMには邪魔になる場合があります。
③ 作業中のセッションファイルを入れておく
こちらも作業をスムーズに進めるため、音も静かな「SSD」がオススメです。
④ Time Machine専用の外付け
macでいうとTime Machineのように定期的にシステムを記録してくれる専用の外付けが必要です。
何かあったら取り返しがつかないので、ほとんどのDTMerが活用しています。
こちらは大容量のものがオススメです。
「CD/DVDドライブ」も「HDD/SSD」もパソコンとの接続ケーブルのタイプ「USB」「thunderbolt」「FireWire」を確認する注意が必要です。
外付けを使うその他の理由
パソコン内部ストレージにもHDDとSSDがあります。
最近はSSDが増えてきました。
特にノートパソコンは、音、熱、耐久性に優れている「SSD」が主流になってきています。
その分価格も高くなり、パソコン内部ストレージの容量が減ってきています。
内部ストレージにHDDを使用しているものは2TBとか平気でありますが、SSDのものは128GBという場合もあります。
そこで内部ストレージの容量は少ないものにして、外付けで容量をカバーする人が多いということです。
これでコスパを抑えることができます。
そのほかにも、外付けだけ持ち運んで違う場所のパソコンでデータを扱えるというメリットもあります。
心配性で予備用のデータを、いくつも外付けにデータを保管するという使い方をする人もいます。
ま と め
いろんなところにデータが保存されると、混乱しやすくなってしまいますが、DTMでの作業では、少しのタイムラグが蓄積されて作業効率に大きく影響してしまいます。
DTMでは可能な限り外付けストレージを利用することをオススメします!
今回は「外付けストレージ」をわかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム