こんにちは。マサツムです。
和音(コード)についての続編ということで、テンションノートについて記事にしようと思います。
C9(ナインス)C11(イレブンス)C13(サーティーンス)、このようなコードは音楽をやっている人なら一度は見たことあると思います。
音の響きなど覚えにくく、使い方に慣れていないとうまく取り入れられないですが、隠し味に使っていくと楽しくなってきます。
今回は「テンションノート」を誰にでも分かりやすく簡潔(かんけつ)に説明しようと思います。
「テンションノート」って何?と聞かれた時に、今回の記事を参考にしていただければと思います!
テンションノートとは?
テンションノート(Tension notes)とは、1オクターブ以上のコードに付け足す、おもに9度(ナインス)、11度(イレブンス)、13度(サーティーンス)のことをいいます。
1オクターブ内に収まる根音、3度、5度、6度、7度でできるコードをコードトーンといい、テンションノートの音は基本的にこのコードトーンに9度、11度、13度が付け足されてコードが作られます。
9度まではRock、pop、などでよく使われますが、あまり11度、13度は使われません。
ジャズやボサノバなどでは11度、13度はよく出てきます。
重要なテンションノート9度
9度のテンションコードは、ロックな使い方や爽やかな使い方などでたくさん出てきます。
5和音まで来るといろんなパターンがあり、さらに11度、13度と重なると非常にむずかしく、ミュージシャンでも使いこなせない人はたくさんいます。
そのなかでも楽曲の中で使いやすく、響きもわかりやすいものから覚えると良いです。
9度のよく使うコードをKeyは「C」で説明します。
Cadd9(シーアドナイン)
「ド」「ミ」「ソ」「レ」
C9(シーナイン)
「ド」「ミ」「ソ」「シ♭」「レ」
C69(シーシックスナイン)
「ド」「ミ」「ソ」「ラ」「レ」
Cm9(シーマイナーナイン)
「ド」「ミ♭」「ソ」「ラ」「レ」
「add9」は3度の代わりに9度を使うことがあり、3度の音がないためメジャーかマイナーかがわからない緊張感がある響きになります。
イレブンスとサーティーンス
11度と13度の音は、ナインスのコードに重ねてコードを鳴らします。
こちらもKeyは「C」で説明します。
C11(シーイレブンス)
「ド」「ミ」「ソ」「シ♭」「レ」「ファ」
C13(シーサーティーンス)
「ド」「ミ」「ソ」「シ♭」「レ」「ファ」「ラ」
「C13」は7度の「シ♭」を挟んで「ド」「ミ」「ソ」の「C」と「レ」「ファ」「ラ」の「Dm」のコードを同時に弾いているということです。
「C」に他のコードが混ざって聴こえ、神秘的な広がった空間ができます。
ちなみに「C13」はすべての音階が同時に鳴る、ということになります。
ま と め
テンションノートを使ったコードは緊張感と深みを付けることができますが、楽曲の中でコードは骨組みのようなものなのでうまく使わないと、何が軸なのかわからなくなります。
(もちろん意図的にそういった曲もありますが‥)
まずは楽曲の中でワンポイントで使ってみるところからはじめて、テンションコードに慣れると良いです。
今回は「テンションノート」をわかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム