こんにちは。マサツムです。
今回はフェイザー、SoundToysの『PhaseMistress』の使ってみた感想を、わかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!
まずはひとこと。
どこまでも細かく設定できるフェイザー!
特 徴
- 自由度の高いエディットができるフェイザー。
- 完成度の高い豊富なプリセットを用意。
- アナログの質感も加えることができるフェイザー。
使ってみた感想
今回紹介するのは、SoundToysの『PhaseMistress』というプラグインです。
人気のSoundtoysのバンドル「Soundtoys 5」に収録されているプラグインです。
とてもいろんなことのできるフェイザーで、音質も好みの音に追求できるパラメーターの豊富なエディットが特徴です。
フェイザーはギターのエフェクトでよく使われますが、大抵のエフェクターは「揺れる速度」と「揺れる幅」を設定するといった、とてもシンプルな使い方のものが多いです。
しかし、このPhaseMistressはすごく細かいところまで設定することができます。
設定のむずかしい人でもわかりやすく、60種類以上のスタイルからタイプを選べて、200種類以上のプリセットも各楽器ごとにに分かれて、イメージのフェイザーを見つけやすくなっています。
優秀なプリセットから微調整すれば良いので、簡単にフェイザーの効果を利用することができます。
使い方
デフォルトの画面ではパラメーターも少なく、❶〜❻の設定だけで一般的なフェイザーの効果を設定できますが、❼〜❾の設定でさらに細かい設定ができます。
❶・・・「MIX」原音とエフェクト音の割合を調整します。
❷・・・「FREQUENCY」フェイザーの効果を狙いたい周波数を設定します。
❸・・・「RESONANCE」狙った周波数をどれだけ強調するかを設定します。
❹・・・「MOD」フェイザーの効果をかける周波数の幅を設定します。
「MIN」に振り切るとフェイザーのような動きが止まります。
❺・・・ 動きの形や速さを設定できます。
ここは❽の選択した種類によって設定の仕方が変わります。
❻・・・「INPUT」「OUTPUT」入力、出力です。
❼・・・「STYLE EDIT」上の「STYLE」でもフェイザーのタイプを選べますが、「STYLE EDIT」をクリックすると下に一覧表が現れます。
60種類以上あるいろんなタイプを「STYLE PRESETS」から、デジタルなものからアナログの質感のあるものまで選択できます。
下にあるパラメーターで微調整もできます。
❽・・・「LFO」「RHYTHM」「ENVELOPE」「RANDOM」「STEP」「ADSR」の6種類から選べて、それぞれ設定が異なります。
❾・・・「TWEAK」上記の設定をさらに細かく設定できます。
右にある「ANALOG STYLE」はアナログ機器の質感を選べます。
「INPUT」の突っ込み方でサチュレーションの質が変わりますが、なかなか良い効果を付加できます。
❽の「LFO」「RHYTHM」の細かい設定も、この「TWEAK」を開けば下にエディット画面が出てきて、目で見ながらリズムの周期を作ることができます。
ココが好き!
アナログの質感が気持ちいい!
プリセットで十分面白い音を選べる!
気になった点…
特にリズムは項目がありすぎて、混乱してしまうかも…。
こんな方にオススメ!
- 作曲で効果的な音をよく使う人
- SoundToysが好きな人
ま と め
まとめとしては「とことん追求できるフェイザー・プラグイン」といったところでしょうか?
フェイザーのプラグインはwavesなどでもありますが、比較的少ないと思います。
その中でも今回のプラグインは音も良くて、できないことはないくらいのエディットなので、持っていて損はないと思います。
Soundtoysのバンドル「Soundtoys 5」は、とても面白いプラグインが集まっているコレクションです。
今回はその中に収録されている、「PhaseMistress」を簡潔(かんけつ)に魅力をまとめてみました!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム