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『Abbey Road Chambers』実は盛りだくさんのチャンネル・ストリップ型チェンバー・リバーブ! 使ってみた・使い方レビュー

Abbey Road Chambers 使い方レビュー

こんにちは。マサツムです。

今回はエコーチェンバー・リバーブwavesの『Abbey Road Chambersの使ってみた感想を、わかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!

まずはひとこと。

部屋鳴りのナチュラルさに感動!

『Abbey Road Chambers』 特徴

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使ってみた感想

今回紹介するのは、wavesAbbey Road Collectionの中に入っているAbbey Road Chambersというアビーロード・スタジオ常設のエコーチェンバーを再現したプラグインです。

アビーロードスタジオ第二スタジオに設置されたリバーブ専用の部屋「エコーチェンバー」を実物のままにキャプチャーしています。

エコーチェンバーとは、レコーディングした音をスピーカーから出力して、部屋で反響させたその音をマイクで拾って再度録音すると、リバーブのかかった音を収録できるという、昔の原始的なリバーブの作り方です。
アビーロードスタジオ第二スタジオは、を反響しやすいタイル張りにして、スピーカーマイクの位置や向きで、理想のリバーブ感を収録していました。

このプラグインには部屋タイプ「アビーロードスタジオのミラールーム」「オリンピックスタジオのストーンルーム」を追加した3つの部屋から選ぶことができ、スピーカーの種類や位置、マイクの種類や位置など本当によくできたプラグインだと思います。

補正処理に用意されたエフェクトもかなりのこだわりです。
アビーロードスタジオ独自の「S.T.E.E.D」セットアップの完全なモデリングで、waves「H-Delay」のような質感のアナログディレイに加え、フィルター真空管アンプサチュレーションも調整できます。

そして、細かい調整はできませんが、「EMI RS106」と「EMI RS127」EQを使用して、完全にアビーロードスタジオの環境を再現していて、ワクワクが止まりません。

そして肝心のリバーブの質感ですが、本当に部屋で鳴らしたかのような、とても自然な残響音を表現することができます。
初めて使った時は感動しました。

パラメーターはたくさんあって、最初は混乱してしまうかもしれませんが、EQ、サチュレーター、エコーが備わったチャンネルストリップリバーブという考えで操作すると、分かりやすいと思います。

使い方


ここでリバーブのタイプ、質感を設定します。
「MICS」のTYPEでマイクの種類、POSITIONでマイクの位置や向きを設定します。
「SPEAKER」のTYPEでスピーカーの種類、FACINGでスピーカーの
向きをマイク側か壁側か設定します。
「REVERB TYPE」で用意された3つの部屋を選択できます。

アビーロードスタジオに常設された、タイル貼りの部屋
同じくアビーロードスタジオの、鏡貼りの部屋
オリンピックスタジオの石壁の部屋

「TIME X」で残響時間を調整できますが、チェンバータイプのリバーブは、あまり大きな変化はありません。


「S.T.E.E.D」こちらはディレイになります。
フィルターや真空管サチュレーション、モジュレーションを調整しながらディレイを設定できます。
バイパスでオフにもできますが、ディレイの設定でリバーブ感に深みが出ます。


「FILTERS TO CHAMBER」こちらは細かい設定はできませんが、「EMI RS106」と「EMI RS127」を使ってバンドパスフィルターのような調整ができます。


「MIX」ここのREVERBのフェーダーでリバーブ感を調整してDRY/WETで原音とのバランスを調整します。


音の流れ、ルーティング

  1. 左上の「INPUT」から原音が入り
  2. でディレイの設定をして
  3. でパスフィルター、EQ調整をして
  4. REVERBのフェーダーで、で設定したリバーブの量を決めて原音とのバランスを設定して
  5. 右上の「OUTPUT」で出力を設定

と言う流れです。

ココが好き!

残響音がとても自然!

質の良いディレイがからめるのが嬉しい!

実際のレコーディングスタジオをイメージした、こだわりが楽しい!

気になった点…

仕方ないですが、重いです…。

こんな方にオススメ!

『Abbey Road Chambers』 まとめ

まとめとしては「リバーブというものはなんなのか知ることができる、リバーブ・シミュレーション・プラグイン」といったところでしょうか?

プラグインの面白さをピックアップしたような内容になってしまいましたが、本当にリバーブ感はすごく良いです。
たくさんのトラックに挿すプラグインではないですが、弾き語りのアコギにかけたりすると、すごく雰囲気が出ます。

今回は、「Abbey Road Chambers」を簡潔(かんけつ)に魅力をまとめてみました!

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

マサツム

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