こんにちは。マサツムです。
Pop、Rockなど、現代の音楽にはストリングスはたくさん使われています。
人の心を動かすアレンジにはとても有効的です。
今回は「ストリングス」を分かりやすく簡潔(かんけつ)に説明しようと思います。
「ストリングス」って何をするの?と聞かれた時に、今回の記事を参考にしていただければと思います!
ストリングスとは?
ストリングス(Strings)とは、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスなどのアンサンブルのことをいいます。
ロック、ポップスなど現代の音楽には欠かせない音色で、アレンジに抑揚を加えるにはとても便利です。
バンドサウンドにストリングスを入れる時は、ストリングス専門のアレンジャーがアレンジをします。
ストリングスのアレンジがしっかり出来る人は少なく、クラシックにも詳しく専門的な知識が必要です。
ストリングスそれぞれの音域
ストリングスはそれぞれ楽器の大きさ、音域が違います。
一番小さく高い音の出る「ヴァイオリン」から「ヴィオラ」「チェロ」「コントラバス」の順に大きく低い音になっていきます。
音域の目安は以下になります。
ストリングス各パートの音域目安
- ヴァイオリン・・・「G2」〜「E6」
- ヴィオラ・・・「C2」〜「E5」
- チェロ・・・「C1」〜「D5」
- コントラバス・・・「E0」〜「D3」
ストリングスの編成
ストリングスはオーケストラになると、とても人数の多い編成ですが、J-popやRockなどにアレンジでストリングスを入れる場合は少なめの編成が多いです。
ヴァイオリンは大編成だと広がりも迫力もあり、とてもリッチなアレンジができますが、音数がたくさん入っているような楽曲だと、小編成でも成立します。
小編成の例
ストリングスが主体になるアレンジで低音まで使うときは
- 「コントラバス」
- 「チェロ」
- 「ヴィオラ」
- 「ヴァイオリン」× 2
という編成で楽曲に加える場合もありますが、ベースとぶつかってしまうのでバンドにアレンジで加える場合は
- 「チェロ」
- 「ヴィオラ」
- 「ヴァイオリン」× 2
の4人編成で簡易的に入れることは多いです。
本格的な広がるような音を埋めるストリングスを入れる場合は、ヴァイオリンの10人編成、20人編成くらい厚みをつける場合もあります。
ストリングスのアレンジ
上記の4人編成でアレンジする場合、音域によって振り分けながらそれぞれの役割を作ります。
ジャンルによってアンサンブルの仕方に違いはありますが、アレンジの一例をあげてみます。
- 「チェロ」・・・少し下の音域でコードのラインを抑える。
- 「ヴィオラ」・・・ヴァイオリンのハモりや合いの手などで埋める。
- 「ヴァイオリン」× 2・・・メロディを活かすようなラインを作り、2本でハモったりオクターブ奏法で厚みをつけたりする。
ソフト音源のストリングス
ストリングスは生演奏が魅力的ですが、生演奏を録音するにはたくさんの奏者と、それなりに大きなレコーディングスタジオが必要になります。
最近のソフト音源のストリングスも大変リアルに出来ているので、アレンジでストリングスを加える程度ならソフト音源を使う人はたくさんいます。
リアルな打ち込みをするにはそれなりの経験が必要ですが、DTMでは覚えておきたい技術です。
ま と め
編曲においてストリングスのアレンジは覚えておくと、とても有効的に使えます。
なんとなく入れるのではなく、メロディ、リズムを考えながらアレンジするテクニックは習得しておきたいです。
しかし、ストリングスアレンジはとてもとても奥が深いです。
今回は「ストリングス」をわかりやすく簡潔(かんけつ)にまとめてみました!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
マサツム